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みなとまち『ファゴット』『夕やみ通り』『やまびこ』歌詞

みなとまちの次回作に入る予定の3曲の歌詞を掲載します。

『ファゴット』

流星群を見て
夜明けを待って

信号弾を打て
夜明けの方へ

流星群を見て
夜明けを待って

パンケーキを焼いて
祝い合おうぜ


さあ根を張って
根を張って
柄をもって
そうシンバルの音をならせ
音をならせ
音をならせ

小籠包を持って
東の方へ
殺風景を消して
白々しい絵

水面に白波が立って
隣で白鷲に会って
背中へ飛び乗って行こうぜ
ほら 今 君の家過ぎたよ

さあ背を張って
手ならして
手ならして
カサンドラの声聞いて
声聞いて
声聞いて

※繰り返し×2

***

『夕やみ通り』

六角形の中心で カラスが笑ったんだ
ワンピースのスカートがひらひら
優等生は夜な夜な フェンスを越えてった
自転車はガタガタ すぐ錆びるなまくら

6月の終わり 8月の始まり
君が僕にくれた 手紙の中身は
あれから僕らは離れ離れだな。
風は僕に告げた

中央線が直線を 手前で横切った
急階段を上れば すぐかな
酸性雨がばらばらガラスをなぞったんだ
水平線を抜けたら メロスが来るかな

6月の終わり 8月の始まり
君は僕に告げた 悲しそうな顔だ
僕らは二人で一人だって知っていた?
あの日僕は言えた

最終回の始まりを僕らは待っていたんだ
映像化は未定の蔵入り

巡るようなルート
辿るような距離を
僕は
願って
繋いでった

6月の終わり 8月の始まり
君が僕にくれた 手紙の続きは
泡のように消えた 紙のように燃えた
君は僕と同じだった?

***

『やまびこ』

転がしたボールと歩道橋の傾斜を
手で指した括弧が 様になった構図を

絵で描いたようだと 燃え出した様子を
苦笑めいた僕らの 昼前の創造

広がっていた夜空の色だってさ 仮想だよ

I hate you a lot なんてもう 言いたくはないけど
支障だってないでしょ?豆撒いて逃走

誘うような合図も 胸に空いたホールを
得るようになるでしょう 釣り合いはどうなの?

広がっていた夜空の色だってさ 仮想だよ

バラバラ溶かした羽みたいだ
雨のち晴れにはなる予報かな

向こうの方で 目を開いて
君はふいに手を振って
祈ったような 憂いたような
呼吸はふいに輪になって

妄想みたいにあの子の声は視界の前で変わっていった
映像みたいにあの子と世界は色めくように変わっていった

迷子の子猫とポリスはそのまま朝まで未来を語る
迷子の子猫とポリスはそのまま朝まで未来を語る

画面から虚空から逃げた連鎖は
世界にも昨日にも未練はもうないから
指先示した理想は今日から
有耶無耶になっても 僕は確かだ

向こうの方で 目を開いて
君はふいに手を振って
祈ったような 憂いたような
呼吸はふいに輪になって

***

みなとまちの2020年のライブ予定は1本決まっています。

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2/16(日)新宿NINE SPICES
NINE SPICES × HALFMUST presents
「Alternerd Weekender」

HALFMUST
Town
SUMMERMAN
みなとまち
and 1 more act(2/12解禁)

OPEN 18:00 START 18:30
ADV ¥2,200 DOOR ¥2,700 (+1drink)

**

ちなみに僕はメンバーでもなければ、企画に携わってもいない、ただのいちファンだ。自分のイベントには何回も出てもらったけれど。
みなとまちはメンバーが忙しく、転勤もあったりでライブがなかなかできない状況だ。もしかしたら2/16のライブで2020年は人前に出ることもなくなるかもしれない。

ただ、彼らはめちゃくちゃ良い曲を書くし、良い声で歌う。

新作がリリースされるその日まで楽しみに待ちたい。
いや、いま嘘をついた。
正直言うと、もう6年くらい「今年は出すから!」と言われ続けていて、僕はもう待っていない。「万が一出たらラッキー」くらいに思っている。

恐らくどう売るのか悩んでるのだろう。頑張って考えて、いい感じに出せたらいいなあ。

有料記事の収益やいただいたサポートは、ライブイベント大車輪に関わる運営費の足しにさせてもらいます。