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第13回あなたが選ぶオタク川柳大賞応募句紹介-自句解説その九

『文庫版 愛蔵版に 完全本』 (そして電子書籍化)

2015年のマニアック川柳佳作
>紙の本 三冊プラス 電子本(お布施)
これ、私の句です。

マニアック川柳とオタク川柳との違いは?
と、よく問われますが、
視点の違い、ってのもあると思うんです。

マニアック川柳の方が客観的かなぁ、と、漠然と感じています。
オタクが保存用・観賞用・実用(または布教用)に、
同じ本を三冊買うのはよく知られた事実ですが、

最近は、電子書籍も買う。

へぇー!っとなればマニアックですよ。
だって、売れなきゃ、作品が続かないかもしれないじゃないですか?!
お布施は当然です!
それに、細かい表現を電子本と紙本で変える作者もいる!

だが、そこには、「オタクとしてのワタクシ」はいない。

出版社が、「文庫本化してプラスページ」「愛蔵本として大型版高級仕様」「完全本としてカラーも再現、連載時と同じ大きさ!」っていうのは、

オタクホイホイ商法

ですが、
買います。だって、ファンだから。

電子書籍も買います!だって、ファンだから!!

ああ、あるある~、っとなれば、オタク川柳です。
「オタクとしてのワタクシ」があるかないか。
それが、マニアック川柳とオタク川柳との違いのひとつであると、
私は思います。

世間はそれに「自虐」を求めるんですよね…
私、自虐してないからなぁ、その点が苦手で。

五十代オタク、最初に二人称を「オタク」とした世代!
ヤマト・ガンダム世代!
それを誇りに思っちゃってるからなぁー。


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