第13回あなたが選ぶオタク川柳大賞応募句紹介-自句解説その十九
漫画から 学んだ人は 手をあげて (先生おこらないから:50代)
私が、今、教員だったとしても、おこりませんね。
つか、オタク教員だったからなぁ。
小説はもちろん、漫画もアニメも特撮も、人生に大事なことを教えてくれる。
なんで、小説だけ格上扱いなんですかね。
現役のときは、授業時間が余ると、古典とか小説とか、色々な話をしたんですが、
あれ、なにがきっかけだったかなぁ…
「仮面ライダークウガ」の話になりまして。
私、DVDでクウガ全巻持ってますから!
「クウガは、バッタ型ではなく、クワガタムシ型のライダーなので、
『クワガ』なんだが、それじゃかっこ悪いので、(点をうって)
『クウガ』ね。
これは単純に音だけの問題ではなく、漢字で書くと、
『空我』。
返り点をつけると『我を空しうする』と、つまり、
『我=空』であると!
それが、仮面ライダークウガがクウガでなければならぬ理由!
即ち!
戦いをなくすため、みんなの笑顔を守るため、
暴力をもって戦わなければならないクウガは、
最終回では泣きながら戦うんだね、
対してグロンギは、笑いながら戦う。
その対決は、さらなる暴力を生むものであってはならない!
『空ㇾ我』!
我は、空にならなければ…あ、チャイムか。」
チャイムがなければ延々と語ったであろうオタクな教員、それが私。
生徒は、笑ってたな。何でだ?
あれ、何の話だっけ?
つまりね、優れた作品には、心を動かし、人生をも変える力がある、と。
あの頃、テニス部は「テニスの王子様」
バスケ部は、「スラムダンク」を読んでたなー。
心を動かされる作品に、小説だから漫画だから、なんて区別はない!
今なら、こう言うかも。
「銀魂、は、いいぞ。」
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