見出し画像

在宅ワークの弊害

これ、根本的には、

売値が安い

ことだと思います。
ライター案件だと、一文字1円しません。0.1円くらいの時もあります。

メリットは、在宅でできること。
外出できない事情の人は、全国に沢山いますから。
そもそも、ワンオペ育児をやっている母親は、
外出どころかトイレに行く時間さえ捻出するのが困難。

需要に対して供給が余っているのだから、
在宅ワークの相場はあがりません。

仕事を依頼する側、クライアントは、
目的は、広告収入です。
自分で記事を書くのでは、収入のあがるサイトはそう簡単には作れません。
だから、他人に依頼するのです。
なるべくコストは抑えたい。
プロのライターに依頼する予算はない。

かくて「初心者歓迎!」の案件が、在宅ワークサイトには並ぶことになり、

文章の品質は、保証できなくなるわけで、

インターネット上の情報の信頼性がダダ下がりになるのです。

クライアントは、検索上位に来る記事を求めています。
だから、SEO対策をした文章が求められます。

形式が決められていて、
キーワードがちりばめられていること。
コピペチェックツールでコピペ率が低いこと。

どうしても、没個性になりますね。

ライターとしては、承認欲求は満たされません。
対価は、報酬だけです。

さて、私の場合。
私程度の文章力では、note.muで売れることはめったにありませんから、
在宅ワークは少しでも報酬があるのはありがたいのですけれど、
持病があり、家族もいるので、
長期継続案件は無理ですね。体調不良のとき、書けなくなる。

テキスト馬鹿ではありますので、
こうやって文章は書きますが、
SEO対策などは考慮していませんから、
ほぼ、思考のスピードで書いています。

在宅ワークの仕事は、収入があるのはありがたいけれど、
あ、私、在宅ワークでも手抜きはできない性質なので、
労働力と報酬が見合うか、とか、
無記名記事では承認欲求が満たされない、とか、

悪循環を起こしているのがおわかりでしょうか?

在宅ワークの弊害は、
インターネット上の情報の質の低下です。

これは、検索ロジックが、
いかにオリジナルな文章を優先し、
コピペチェックを上手に抜けただけの切り貼り文章をはじくか、
その開発が必須ですし、

ほとんどの人が
ネットの情報は無料だと思っている現状から、
情報そのものに報酬を出すようにならないと、
抜け出せないと思います。

この記事が参加している募集

コンテンツ会議

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?