楽曲解説 二曲目

毎日それなりに太陽のことを気にして生きているのですが、やっぱりあいつ近いですよね。
昼間に見上げりゃすぐそこにあるじゃないですか?
しかも肌で感じるくらい(みんな舌出して、あちーあちーって犬みたいになるほど)の熱を放出してるわけなんすから、やっぱりあいつ近いんですよ。

「近い、ってーと熱海ぐらいかいな?」
違う違う。
「するってーと、房総半島ぐらいかいな?」
言い過ぎ言い過ぎ。
「17アイスとハーゲンダッツのクッキー&クリームの味の差くらいかいな。」
まあ大体同じ。

そう太陽は近いですよね。(おれアホなこと言ってますかね笑)
でもたしか太陽までの距離って1億キロちょいしかないんじゃないっけ?
宇宙規模になると、距離って○○光年で語られますよね?
1光年って10兆キロくらいだった気がしますから、太陽って0.0000⁇光年くらいしか離れてないんすよ。

たいしたことねー!!!!!!
近ーーーーーーーっ!!!!!

やまだ紫という漫画家が、「世間なんてどうでもいいのです。おひさまいっこあれば」(手元に本がないので記憶に依ますが)といったことを作中に書いてあったことを覚えています。いろんな捉え方が出来すぎてしまう言葉ではあるのですが、ぼくにはあれだけ遠くに離れた太陽の光ですらも近くに感じるのだから、目視できるような世間の風など気にしちゃいけませんよ。といった感じに聞こえます。今日もぼくはそれなりに太陽のことを気にして生きています。

さて、今日は楽曲解説第二夜目です。
みなさん昨夜の第一夜目を読んでもらえたでしょうか?
全曲フルサイズでの試聴もスタートしていますので、そちらも併せてどうぞ。

http://loveningen.jp/

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金田康平の楽曲解説
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Track-02 「今夜パーティーがないのなら、どこかに映画を観にいこう」

紙資料(できるだけわかりやすーく、各媒体の皆様に作品を文章として理解してもらうための資料。そうこんなもんつくったりするんですよ。)にはパンクアンセムと書きましたが、最近歌ってるうちに祭囃子のように聞こえてきたフシがあります。
ま、とにもかくにもとてもウキウキワクワクするビートの曲です。

第一夜でも書きましたが、最初はこれを「推し曲(笑)」にしてもいいんでないの?という話もあったくらい、とてもわかりやすーい曲です。

個人的にはメンバーとガチャガチャやってるうちに、プログレッシブな方向に向いてきちゃったなーとは思いますが、こんだけ楽器がいて全員クセがひどくて、わがままだったらプログレッシブにもなるわなーとは思います。(これは諦めじゃなくて、THEラブ人間の様式の一つです。)

元々は(記憶を辿る限り)2014年2月に製作しました。
はじめて歌った場所が、大阪の十三にある第七芸術劇場という映画館だったんですね。
そこに弾き語りで呼ばれまして、せっかく映画館で歌うんだから、映画にまつわる歌を集めようと思い、既存の曲からかき集めていたのですが、その作業中にぽわーっと浮き上がり出来た、なんていうか「ふぉうくそんぐ」です(笑)

その浮き上がったものというのが問題でして、ぼくこの時に恋に落ちそうになってたんです。
新宿LOFTで開催されているロフト呑み会という、ぼくの友人たちが主催してるパーティーに遊びに行った時のことなんですが、ええ紛れもなく恋に落ちそうでした。なんとか食い止めましたが(そう簡単に恋に落ちていろいろ傷つくのもなんじゃないですか、って年頃なので。)恋に落ちてしまいそうでした。

ぼくたち音楽家が集まり、酒を酌み交わす場所は大半がライブハウスやクラブです。
ミラーボールと7インチのレコードが等しく45回転で回り、その遠心力をふんだんに使い、我々はあっという間に恋に落ちてしまいます。
そして、そこで僕たちが愛し合えたならば、ライブハウスを抜け、喫茶店で人生を語り合ったり、青空の広がる公園で愛を慈しみ合い、暇な時間を映画に注いだりします。
その恋に落ちてしまうかもしれないという、予感を歌いました。
みなさんにもそんな出来事はありませんか?

ちなみにこの曲は「OH!奴隷ナイト!」というタイトルになる寸前で、クリームソーダシティよろしくな、ある権力の力(笑)により元タイトルに戻ったという逸話もあります(冗談ですからね。)

てな感じでまた今回も中身が空っぽですが。
ま、そんな感じです。

ごきげんよう。
では、また明日。

K.K

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