碧き日々よ

かっこ悪いかもしれないけど、すこしだけいいですか?

THEラブ人間は今までワンマンライブを10回開催してきた。
はじめは2011年渋谷クアトロ、そして2012年に同じく渋谷クアトロ、その年の夏にファーストアルバムのツアーで恵比寿リキッドルーム、名古屋、大阪でも開催。秋には初の京都磔磔でも。
2013年にはセカンドアルバムのツアーで下北沢GARDEN、そして同じく名古屋、大阪でも。
そして前ベーシストが辞めるタイミングの2013年の暮れに下北沢Cave Beで開催した。

今回、6人になって初めてのワンマンライブが7/20に下北沢GARDENで開催される。
キャパシティー的には2012年のリキッドルームから、どんどん小さくなっていっている。

これはどういうことなのかって考えたら、そりゃあライブに来る人の数が減ってしまったってことだ。
これは全方向に向けて「ライブに来る人の数が減った」ってことじゃなくて、あくまで「THEラブ人間のライブに来る人の数が減った」ってことだ。

このブログを読んでる人は、きっとTHEラブ人間が好きな人だろうから、こんなこと聞きたくないかもしれないよね。でもごめんなさい。ほんとすこしだけ。

俺はその事実を直視したくなかったんだよね。
ライブに来る人の数が減ってるって事実から、逃げまくって走りまくってきたんだよね。

情けないことに、俺はずっと数字から目をそらしながらバンドを進めてきたように思う。
今でもライブをやればひとりでもお客さんが来てくれることに、ありがてえって思いながらもあぐらかいてたんだよね。

俺たちはもう金払ってライブやってんじゃなくて、金もらってライブやってる。
何百キロと離れた遠い街でも誰かが待っていてくれてる。
車の中で寝なくても、大丈夫なように友達は家を開けてくれるし、ほとんどが東京へトンボ帰りだけれど時々はホテルで寝れてる。

それでも、人気者ヅラすんのは今日でおしまいだ。

もっかい。
誰も俺たちを知らなかったあの頃の渋谷屋根裏のように。
シケモク拾って頭かいて、食うものはないけど夢だけはあったあの頃のように。
どれだけ壁にぶつかってもぶっ壊れなかったあの頃のように。
正しいフォームではないけれど150kmの豪速球を投げれたあの頃のように。

「THEラブ人間のライブに来る人」を減らしたのは、まぎれもなく俺だ。
だからこそ、俺にケツをぬぐわせてください。
あなたと分かち合えるチャンスなんて一度しかない。
それを承知の上で言わせてください。

もう一度ライブに来てほしい。
最後に俺たちのライブを見たその日からの空白をTHEラブ人間に埋めさせてくれ。
今が黄金期だと胸を張って言わせてくれ。

挫折なんてカッコイイもんじゃない、ただ靴紐結び忘れて、自分でひっかけて転んだくらいのもんだ。

7/20。
下北沢GARDEN。
ワンマンライブのタイトルは「最高の夜にしようね」
タイトルそのまんま、そのとおり。

ステージの下では。
つまり今このブログでは、どんだけ情けなくても、この日のステージで俺が全部ひっくり返す。

ワンマンライブは俺たちのことを好きな人しか集まらない場所だなんて勘違いはしない。
全員、俺たちなしじゃ生きれなくなるようなライブにしてやる。

是非、皆さん来てください。
まだチケット余っています。

K.K

【今日の新曲】

「碧き日々よ」

卒業アルバムの寄せ書きのページ
なんて書かれていたっけな
碧き日々よ ぼくたちは
シミだらけの日々の最中

思い出なんて 記憶や過去なんて
きっと形を変えてしまう
碧き日々よ ぼくたちは
本や写真なんかじゃないもんな

あの頃
駄菓子屋の近くの神社から
見下ろした街は広かった
いまぼくは700km先で歌ってる

上履きに書いた 学年とクラス
黄昏の空に描いた夢
碧き日々よ 今でこそ
自由を愛することもできないのに

この頃
僕の歌は僕のものじゃなくなって
しまったような気持ちになる
ああぼくの歌はきみの歌なのだ

あの頃
駄菓子屋の近くの神社から
見下ろした街は広かった
いまぼくは700km先で歌ってる

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