Audibleを楽しんでいますか?
私はいわゆる聴覚優位のタイプらしく、耳から入ってくる情報の方が学習しやすいということを最近知りました。
「認知特性診断」
あなたが頼っているのは、視覚?聴覚?言語?(他サイト参照)
https://curazy.com/archives/126049
コーチングの勉強を続けていく際に、クライアントとのオリエンテーション時に簡単な認知特性診断を行うというやり方があると知り、自分も受けてみたのですがそこで私は聴覚優位タイプだということを知ったわけです。
だからなんですかね。
本を耳から聞くとかなりしっかりと記憶に残るということに気がつきました。
例えば先日村上春樹氏の「ねじまき鳥クロニクル」を聴いていた時、著者が「闇」の濃淡・流れを表現する言葉があまりにも多く豊かであることに圧倒されたのも、かつて普通の本で一読した時には、思いもよらなかったことでした。
そしてやっと、本全体の内容がよく理解できたというのも耳で聴いたおかげのような気がします。
朗読者の力量にも依るでしょうが、私にとってはこの本を朗読したのが藤木直人氏で良かったと思います。
Audibleのメリット
1 月額会員で多くの作品が無料で聴ける
アマゾンでAudibleの会員になると(1500円/月)聴き放題になっているかなり多くの書籍が無料で聞けちゃいます。
ねじまき鳥クロニクル 第一部かささぎ編
作家によっては数作品がAudible化されていて、上野菜穂子氏の獣の奏者シリーズ・鹿の王シリーズは朗読者の力量も大したものであっという間に世界に引き込まれてしまいましたし、辻村深月氏や、瀬尾まい子氏、伊坂幸太郎氏などはかなりの著作がAudible化されているのでちょっとした隙間時間や移動時間に聞くのにはもってこいでした。
村上春樹氏の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」もさくっと聴いてしまったし、ここ最近4〜50冊くらい簡単に聴いちゃってました。今数えてみたら。びっくりです!
無料の聴き放題でこの一年たらずに4〜50冊聴いているとなればお得感万歳ですね。普通に買ったら相当な額になると思います。
この作家のこの本を聴きたい!と思っても音声化されていないケースは多いですが、しょうがないなと音声化されている中から選んでみるとそれもまた面白かったりと、発見も多いので楽しんでいます。
2 ちょっとした時間に何かの作業をしながらも聴ける
ウォーキングのお供にはAudible!というのが最近の定番ですが、食事後の洗い物をしながら聴くというのもAudibleならではの楽しみ方です。
さすがに食事を作りながらだと気持ちが聴く方に集中してしまうことがあり、作る手が止まってしまうので難しいですが。
Audibleのデメリット
1 言葉がわからない
とにかく「音」なので、作者が造語した言葉はどんな漢字で書かれているのかがわからずに困るということは多々ありますね。
上野菜穂子氏の作品などは、現実世界ではない世界の話ですので、例えば「獣の奏者」シリーズに登場する「王獣」は音としては「おおじゅう」と聞こえてきますが、初めてその単語が出てきた時には想像するしかないんです。
「獣の奏者」なのでおそらく「獣」がつくだろうとは想像できますが、「とうだ」とか「きば」とか言われるとそのものの描写から「とうだ」はきっと「闘う蛇」の「闘蛇」だろうまではわかっても「きば」は「牙」なのか「騎馬」なのか「???」となってしまい、結局関連するサイトをググってみるしかないわけです。
実際ググってみて自分がいかにとんちんかんな想像をしていたかを思い知らされることもあります。
そこはもう、ちまたの情報に頼るしかないですね〜。
2 好きな作者の読みたい本がない
すべての作品がデジタル化されているわけでもなく、さらに音声化されているわけではありませんから、作者によっては本当に聴ける数が少なかったりします。
また、朗読者によっては作品と合っていなくて、途中で聴くのを挫折することもあります。
個人的には村上春樹氏のエッセイを瑛太氏が朗読していたのですが、どうしても聴き続けることができず、途中で投げてます。
3 普通の本を読むのがおっくうになる
耳で聴くことに慣れてしまうと、目で読む本が辛くなってきました。
年齢的なものもあり、目が疲れやすいということも理由に挙げられますが、視覚的な情報が入りづらくなっているなあと感じています。
なんだかんだいってAudibleがあって良かった!
そんなわけで、目が疲れる世代にとって耳で聴く本はありがたい!
これまでもkindle本をiPhoneの音声朗読で読ませたり、AmazonAlexaアプリで読ませたりすることが多かったんですが、読み上げるのはあくまでも機械音声で抑揚はなく、時にとんでもない読み方をしてくれるので作品の内容がちょっと頭に入りづらいこともありましたが、プロの朗読で聴くAudibleは安心して聴けるエンターテイメントだなあって思います。
作品によっては音声化を待たなくてはなりませんが、まあそれもまた楽し。
無料のものの中から今まで読んだことのない作家の掘り出し物が見つかるかもしれないし、楽しみ方は無限大だなあと思ってます。
最後までお付き合いくださりありがとうございました。
Audible、楽しんでいきましょう!
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