bandshijin

音楽をやっている詩人です。

勝利体験はガイダンス

私が高校生のときの英語の先生がたびたび口にしたせりふが「間違えてもいいのよ〜」というものでした。卒業して15年近く経っている私の記憶に残っている名ぜりふだと思います。

間違った答えを出したという事実をつくることが、ほんとうの正解を導き出すための手がかりになります。それがたとえ即座に成果につながらなかったとしても、どういう考えでどういう答えを出したのか、その試行の事実さえ残れば、その先にある、

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表出は駆逐する。その姿勢で臨むが、インクが滲んでしまうように表出が生じる。その分量だけ、ぼくは「敗けた」のだ。その戦で拾った骨を抱きしめて、生き残った者が歩きだす。

インクの滲み

歌もギターもベースもドラムもピアノも、笛でもおもちゃでもなんでもかんでも、すべての演奏をたった1人でこなして、最初から最後まで曲をつくりあげるという音楽の制作スタイルがあります。この制作スタイルによる作品の発表がある偉大なミュージシャン、シンガー、ソングライターたちは後をたちません。ぼく自身もそうしたスタイルをとり、音楽制作を日々おこなっています。

1人がいちどに演奏できる楽器(パート)の数は

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おのぞみの体重

わたしは冬より夏の方が体重が減ります。1キログラムくらいアベレージに差があるのです。気候にあわせて、体重が変わるかのようです。

寒い地方の国の人たちって、脂肪のたくわえが多い気がします。いっぽう、赤道の近くだとかあたたかい地域の国の人たちには、やせ型が多い気がします。気候と、その地域の人たちの脂肪のたくわえ方には相関関係があるように思えてなりません。

人々の脂肪のたくわえ方がその地域の

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誕生日のグループチャット

実際に何もしてないはずがないのに、ぼくは何もしていないだなんて思って、じぶんを過小評価する癖がこびりついている……と、長く続く雨季が、そんなことを思わせがちなのかもしれない。

ぼくの祖父母の命日がくると、ぼくの両親は仏壇に火のついたお線香を立てる。あんたもお線香やってねなんていわれて、ああ、うん、なんて返事をして、ぼくもお線香をやるのだけれど、あとまわしにしてそのまま忘れてしまうことがこれまで

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川柳「無」

お化けなど無いと言い切るそのうしろ

タダという蜜の匂いに集る人

無いものは無いと聞くほどなお欲しい

無人化の空いてるレジをあきらめる

根無し草いいえ土壌を持たぬだけ

無作為の成した結果をやりなおす

無視されるけれど私はここにいる

#川柳 #題 #無