見出し画像

四季バテ、してます。

どこが悪いというほどのことでもないけれど体調がよろしくないことってありますよね。休む!という主張を認められるほどの大仕事をしたのでなくとも、だるい、ねむい、なんかつらい。休みを願い出るのも申し訳ないから願い出られないという程度の、よわぁい根拠。根拠のないつらさ。これの正体を夏バテと言って片付けてしまえるなんて、目から鱗が落ちる思いです。そうか、これなのね、夏バテって。すごい発明品ですよ、夏バテという単語は。

これにすごく近いんじゃないかと、私が疑ってやまないのが五月病です。なぁんか、つらい。とくべつに大仕事をした!といえるほどのこともなかろうに、疲れている。眠い。気力が湧かない。底力がない。ゆですぎたうどんみたいな身体の芯だ。なんだったら、ゆですぎてほったらかしてふやかしたあとで冷凍したのをまた解凍のためにゆで戻しすぎたやつくらい芯がない。そんなつらさとも言えない、言わせてくれない・もらえない感じの体調のくぐもった感じ。これが五月病にはあるし、夏バテにもあるんじゃないでしょうかね。

夏に向かっていく五月も、秋に移ろう八月の今頃の時期も、ザ・キング・オブ・体調不良の原因「季節の変わり目」というやつのご多分に漏れません。でもなんか、それを言い出したら、一年中が「季節の変わり目」に思えてきます。いつが季節の変わり目で、いつがそうじゃないのかなんて明確な区分がどこにありましょう? 寒さ暑さのピークだって、次へ移ろうタームの中に含められない理由なんてないのでは? もっと言い含めれば、今年の暑さ(寒さ)のピークは来年の暑さ(寒さ)のピークまでの道中、なんて暴論も立つかもしれません。

そうなると、もう一年中、いえ、二年中三年中五年十年三十年…ずぅっと「体調が良い」なんて幻想みたいなものなのでは?とまで思えてきます。

夏バテならぬ、四季バテ。

だなんて、ろくでもない発明。

忘れてください。(願われるまでもなくそうなるでしょうけれど)

お読みいただき、ありがとうございました。


#日記 #エッセイ #夏バテ #四季バテ #体調 #自己管理 #健康 #季節 #休暇 #言葉 #五月病

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?