見出し画像

僕の実験レポート

じぶんという存在は、もっとも身近で対話が可能な自然です。からだをつかった、ひとにお願いできない実験ができますね。なんの決議も合意形成も要りません(強いていえば、「じぶん企画会議」のようなものを通す必要がありますが)。その実験自体が、たのしい遊びにもなりますね。

運動だとか食事だとかいった、評判の健康法も、おのれのからだですぐに試すことができます。ビジネスや日常生活を助けたり、その負担を軽くしたりする「考え方」とか「ノウハウ」みたいなものも、おのれを利用していつでもすぐに試すことができます。

ここ数年の僕の実験は、この文章です。なんでもいいから、とにかく書いて、投稿する。ただ、「なんでもいい」では、何を書いてよいかわからなくなったり、ネタが尽きたりして続かなくなるおそれがあります。ですので、ネタのテーマを決めてあります。それは、ウェブサイト『ほぼ日刊イトイ新聞』のトップページにある、糸井重里さんによる毎日更新のコラム(?)『今日のダーリン』(https://www.1101.com/home.html)です。筆者の糸井さんのおっしゃることに相づちを打ったり、じぶんなりに噛み砕いたり、連想したり思いついたりしたことを深掘りしたり、おのれの経験や日常生活にあてはめるとどんなエピソードがあるかといったことを、なるべく「今日のダーリンへのリアクション」という前提をなしにしても読めるかたちにした文章をつづってSNSなどに投稿する、という取り組みを、もう2年間以上続けています。

この取り組みの成果(あるいは、ただの影響)は、こんなところです。

・文章を書くのがたやすくなった。理屈をこねたり論理を通したり、言葉を扱うことに慣れた
・久しぶりに会った友人や知人から、(ときに感心した様子で)「書いてるよね」と言われるようになった
・早起きになった(時間を捻出するため)
・『ほぼ日刊イトイ新聞』から、耳寄りな情報やたのしいご提案が入ってくるようになった。そのことで、じぶんの世界が広がることが増えた

文章を書くということは、言葉を扱うことでもあります。書くことに習熟すると、「しゃべる」というかたちでの言葉の扱いも上達することがわかりました。(僕は演奏や歌唱の活動をしているのですが、曲の合間にMCを入れるときにそのことを実感します。)

音楽においても、「楽譜を書く、楽譜を読む、実演する」という3つの力は互いに影響しあっていて、ひとつを伸ばせば他も一緒に引っ張り上がってくるということがあります。そのことを教えられた、おのれの音楽教育上の経験を思い出します。

演奏や歌唱といった活動をする身として僕は、こころやからだのケア、健康管理に対して関心が高いという自認があります。近年からここ最近にかけての取り組みとして一番に思いつく実験は、エッセンシャルオイルで香りをつけたマスクをなるべく常用するということです。寝るときもしています。この取り組みの影響として実感していることは、眠りの質が良くなったことです。風邪をひきにくくなったし、ひいたとしても悪化が抑えられているように感じます。声の調子も比較的高い水準で安定し、結果的に歌唱力が高まったようにさえ感じています。

僕の最近の実験の話を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?