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avexっぽいアニソン・プロジェクト【OMOTENASHI BEATS】

おもてなしびーつ。
音読すると、もう一度言いたくなる名前じゃありません?(^^)


エイベックスには "avex mode”という1999年に作ったアニメ中心の映像・音楽レーベルがありました。なんと言っても思い出すのは「頭文字D」そしてm.o.v.e  ♪around the worldですね!


現在は、このレーベルの稼働はなくなってしまっていたので、アニメ自体の制作を行なっているエイベックス・ピクチャーズ(API)、そして人材を育成&マネージメントするエイベックス・マネージメント(AMG)と連携をとって、我がエイベックス・エンタテインメント(AEI)レーベル事業本部が主導してレーベル「OMOTENASHI BEATS」を立ち上げました。

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この時代に立ち上げるアニメ音楽レーベルの目的は?

AEIレーベルサイドの首謀者2人、油井誠志ゼネラルプロデューサーと大場正幸ユニットマネージャーに聞いてみた。

今、このレーベルを立ち上げる目的は?

油井:僕らアニソンが大好きなんで、でも一般の人は中々ピンとこないんじゃないかなと。それをどうにかして広げたいなというところから始まってるんですけど。それと共に、今、日本に外国人観光客が増えてきていて、来た時に連れて行けるのは浅草とか、もんじゃ食べにいったりとか。CLUB行く!っていってもEDM聴きにいってる状態で。なんか自分の仕事で誇れるエンタメ体験に連れていける事・物を作りたいなと思っていた、この2つを合わせたのが “OMOTENASHI BEATS”の始まりです。

日本に来た外国人でアニメに関する体験したいってニーズがあると

油井:それでこの名前にしたんですけど、これに決まるまで苦労したんだよね(笑) 色んな候補があったんですよ。
大場:そうなんです、まずは日本らしいワードを皆んなで出しまくって。
油井:日出るとか、お月見とか、折り紙とか、サムライとか、まぁ色々と。それと音楽的なワードを掛け合わそうと。来る人を迎える訳で意味的にもちょうどいいかなって。滝川クリステルさんもこれ決めた直後に結婚したし(^^)

海外の人に「オ・モ・テ・ナ・シ」って言ってほしいよね!

大場:僕の声で録りましたよね、そう言えば!
油井:そうだよ、スタジオで録ったよね。ジングルで使うの忘れてたよね(笑)

アニソン×インバウンドってコンセプトとレーベルの名前が決まって次は?

油井:そもそも同時に市場分析をしてまして。アニメ産業が2兆円なんですけど、その中でアニメ音楽って261億円くらいしかなくて、LIVE入れても1,000億円いかない。これシェア低いので、これを伸ばして行くことに我々の活路はあるかなと。日本のアニクラ(アニメ×クラヴ、アニメで踊るイベント)の年間来場者数が30万人と以外に少ない、海外だとJAPAN EXPOとか、その期間だけで35万人とか集めちゃう。本家の日本が全然少ないよね、伸びしろあるよねと。でも、これをコア層だけをターゲットにしちゃうと10万〜20万と、コアになっちゃうので、今後益々増えていくインバウンドもターゲットにして、外国人が盛り上げてくれて一般の日本人も楽しめるんじゃないかと。ということで、外国人に音楽で “おもてなし“をするってことは音楽をセレクトする、つまり“DJ”ってことで。さらには、その場所も作りたいよねってことです。余談でDJの話になると、日本って世界のDJと比べて成功の度合いっていうか、ギャラのケタが違うよねと。日本を代表するDJってアニクラでもいいんじゃん、アニソンでもいいじゃん。このDJの状況からも可能性があるのではないかと。“カワイイ“DJってことでは世界で1位を作れるかもしれない。そこで大場が「やっぱりavexのDNAってユーロビートじゃないですか〜SEB(SUPER EUROBEAT)じゃないですか!」って。

SEBのアニソン版としてSUPER OMOTENASHI BEATS(SOB)だと

大場:どこにプロモーションしに行くにも、OMOTENASHI BEATSの名刺になるものが欲しいなと。avex groupって、アニソン関連の楽曲を8,000曲くらい持ってるので、コンピレーション作るのも他社のアニソン音源を借りなくても自社の音源で出来るなと思ったんですよね。日本のアニソン好きな方にとってavexのアニソンってメジャー過ぎると思うんですよ。でも、海外の人からすると日本のアニソンのイメージってavexが持ってるワンピースの主題歌とか、メジャーなアニメの曲のイメージなんだと思うんですよね。だったらavexの音源だけで作ってみようと。「avexだから出来るSUPER OMOTENASHI BEATS」をまずは作っちゃおうと。
で、まずは作るにあたって “華のあるDJ” が欲しいと思ったんですよね。油井さんの紹介で “日本を代表するカワイイDJ”になれる子がいると。
油井:avexと何か面白いことやりたですね〜って元々知り合った小宮有紗がいいんじゃないかと。彼女は、女優や声優、モデルと何でもチャレンジしてそれを彼女にしかできない形にしてきていまし、面白いことっていう中にはDJというのがあったんですよ元々。

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大場:小宮さんがこれまでDJやってきてたなんてお客さん思ってないし、
いまも凄くDJの練習もしてるんですけど、彼女がDJしてる姿ってビジュアルやスタイルも含めて華があると思うので、アニソンに興味があって、音楽好きだけど私、唄は下手なんだよねっていう子にとっての可能性っていうんですかね、アーティストというかタレントという道が “DJ”として1つ開けると、小宮さんみたいになりたい!という風になったらいいなと思うんですよ。
油井:日本人のDJってそれだけで食べれてないって、色んなDJから聞いてて、もっと日本でもDJという職業がリスペクトされるべき、と。Pioneerさんに聞いてもDJ機材は海外では多く売れていて日本はそこまででもないって。DJアプリもあまり日本では売れてないし。なんでこんなに売れないのかな?って。だったらアニソンDJでNo.1 創って、ULTRA出してやる!って思ったんですよね。

夢があるね!

油井:DJオーディションも来年はしたいですね。アニクラ、アニソンDJをカルチャーとして上げていきたいですね。

その名刺がわりの第一弾リリース「SUPER OMOTENASHI BEATS vol.1 × DJ 小宮有沙」が10月2日に発売。

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NON-STOP CDの他に特典にBlu-rayが付いてるんだよね?

大場:CDに入っている54分の音源に合わせた映像です。BGMとしてBarとかそういうところでかける時ってTVモニターもあるじゃないですか。そこで流してもらうMVというよりはBACKGROUND MUSIC VIDEOというような内容です。内容は小宮さんがDJやってるシーンとか、撮影した素材にエフェクトかけたVJ的なものです。
油井:ただ、お風呂はいってるのと、食べてるシーンが多いってSNSで書かれてた(笑) お風呂屋さんでドローン撮影したり。

“おもてなしする場所” を提供するってことにはどんな考えがある?

大場:夢はCLUBを持ちたいなと。CLUBであり、飯が食える場所であり、ショッピングセンター的な、なんか一日中、営業しているような場所をOMOTENASHI BEATSで作りたいですね。
油井:お土産屋みたいな感覚は元々あったんで。それをCLUBってしちゃうと夜しか行けなっちゃうんで、別にナイト・エンターテインメントがやりたい訳じゃないんで。お土産屋と音楽と、そこで出会いがあって。ただ、そのためにはブランド、暖簾を広げないとならないんで、DJがそのためのセールスマンとして、色んなところでOMOTENASHI BEATSの看板背をってPLAYをして「面白いじゃん!」ってなって呼ばれるようになって、OMOTENASHI BEATSっていうブランドが世界に広まれば、来てくれた人にとって「あそこ行きたいよね!」「あれってOMOTENASHI BEATSの聖地みたいだぜ」ってところを作るという。フェーズとしては今期は「色んなイベントにDJを出す」
今決まってるのは「Anime Rave Festival(アニレヴ)」と「肉フェス」です。他のイベントも海外含めアプローチ中で、そのニュースを広めていって、そのうち来期に1本くらい、例えばavexの「SEL OCTAGON TOKYO」とかで “自主イベント“を増やしていって、おそらくオリンピック終わって2021年とかに、アンテナショップなのかコラボ・カフェの年中版みたいなのを作って、そこにお土産屋プラスOMOTENASHI BEATSのDJブースもあるみたいな。そこからポッドキャストとか、ボイラールームじゃないですけど、出来ちゃえば世界に発信出来るんで、その3ステップかなと思ってます。その先行っちゃえば暖簾分けしていって、“OMOTENASHI暖簾” を世界各国に作っていければ広がっていけるんで。

OMOTENASHI BEATS 今後の展開を楽しみにしてください!

to be continued...

YASUHIKO "bang!" ONDA
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