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タイは小さい国

最近学生と日本語の形容詞のことを勉強していたときに感じたことを書きたいと思います。

まず、日本語の形容詞は大きく分けて2種類に分かれます。

イ形容詞とナ形容詞といいます。

イ形容詞は、「おもしろい」「うれしい」「たのしい」など、名詞を修飾する際、語幹が「い」になる形容詞です。

ナ形容詞は、「ゆうめいな」「すてきな」「にぎやかな」など、名詞を修飾する際、語幹が「な」になる形容詞です。

学習者は形容詞を勉強する際、この使い分けを勉強しなければならないんです。


レッスンでは、イ形容詞として「ちいさい」を勉強していました。

その際、「何が小さいですか?」と聞くと、
「タイは小さい国です。」と言いました。

一瞬思考が?となってもう一度、
「タイは小さいですか?」
と聞くと、「はい、小さいです。」と言いました。

そこで私は、日本とタイを比べてしか考えられていなかったことに気づきました。
学習者は世界と比べてタイは小さいと言っていたにも関わらず…

タイの面積は日本の約1.4倍で、日本と比べると広いです。
しかし、カナダ・アメリカ・中国などの世界を見渡したときに、決して大きい国とは言えないでしょう。

たったこれだけのやり取りの中で、自分の視野の狭さに気づいてしまいました。

これまで教えている際にも、自分の物差しで教えてしまっていたこともあったんじゃないかなぁと反省しました。

これからはもっと広い視野で、自分の仕事をしていこうと思いました。


読んでくださりありがとうございました🦉

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