旅烏

新古書店員。 残業魔で三十男です。SF/進化論の本/HIPHOP(90年代に偏り気味)…

旅烏

新古書店員。 残業魔で三十男です。SF/進化論の本/HIPHOP(90年代に偏り気味)/落語(初心者)/艦これbanraidou3rd.hatenablog.comhttps://twitter.com/banraidou

マガジン

最近の記事

競馬を、もっと気軽に

競馬、だいたいハズレ。 しかし、注目していた馬が上位に来ていないわけではないので、競馬との向き合い方をもっと気軽に改めようと思う。 思えば、最近は馬券に対して妙に色気が出てきていた。注目している馬を応援するという、競馬に復帰したての頃に原点回帰しよう。 そう言った目で見直せば、この土日の結果も悪くはなかったのである。ドーブネもマテンロウスカイも良かったし、エイシンフェンサーは3着に頑張ったし、アサカラキングはあわやの2着に粘ったし。

    • ハヤテノフクノスケに期待している

      ハヤテノフクノスケという馬がいる。今日の京成杯で差のない4着に入った。期待している。 道中は3番手。平均か少し遅いくらいのペースでレースは進み、ジョッキーは最終コーナー入ったあたりからもう追い始めていた。はっきり言ってタイミング早すぎるように見えたんだが、最終直線で先頭の馬を抜き一旦先頭。ところが、坂で伸びが止まってしまう。 ここでそのままずるずるだったら少しがっかりなのだが、坂を登り切ったところからまた差を詰めてきた。順位的には、さらにその外から並んで差してきた馬たちに

      • 露の新治「たちぎれ」/言葉と仕草と嗅覚

        これは、別ブログに書いたエントリを転載したものである。 2016年10月30日日曜日。丹波橋の呉竹文化センターへ「ももやま亭 復活祭! 秋の陣」を聞きに出かけた。 お目当ては露の新治さん、というか、いただいた案内メールに、今年は秋の独演会を休み、この会を独演会と位置付けて取り組むとの意気込みが書いてあった。これは期待しないわけにはいかない。 演目は以下のとおり。 新幸……鉄砲勇助 新治……千早ふる 豊来家板里(太神楽) 新治……源平 中入 席亭ご挨拶 新幸(ギター漫談)

        • 元旦から落語を聞きに出かけたり、地震が起きたり

          元旦。行こうか寝ていようか毛布にくるまりぐだぐだ迷ったのちに、えいやと起き出して動楽亭昼席へ 動楽亭昼席 弥壱…犬の目 ざこば…ざっこばらん 米紫…大安売り 出丸…不動坊 中入 一輝…大神楽 千朝…蔵丁稚 最近すっかり腰が重くなってしまっており、なんと8月以来の生の落語だ。今年は流石にもっと出かけたい。 ざこばさんはフリートーク。それもかなりゆるい。記憶の中にあるざこばさんよりも少しふっくらされた様子。もう76歳か。大阪から転勤になる以前に目に

        競馬を、もっと気軽に

        マガジン

        • 落語の話
          13本
        • 雑多な内容
          7本
        • 音楽の話
          3本
        • ウマ娘の話
          2本
        • 競馬の話
          6本
        • 読書の話
          1本

        記事

          ウマ娘三期の感想を簡単に記しておく

          ウマ娘3期の感想を簡単に記しておく。 結論としては「前半は平凡。後半はとても良くできている佳品」だ。 このアニメの評価が分かれているのは、視聴する側のバックグラウンドの違いにも依存しているように思う。なので、そこも簡単に記しておく。 そもそも、90年代半ばから競馬ファンであった。毎週新潟競馬場に通い、毎週ギャロップと競馬エイトを買っていた。 しかし、社会人になってから基本土日が仕事であった期間が長く、やはり少しずつ関心が遠のき、なんとかギリギリカバーできているのはディ

          ウマ娘三期の感想を簡単に記しておく

          東京大賞典

          東京大賞典、終わってみればウシュバテソーロの完勝だった。 レースとしては、ウィルソンテソーロが見事だった。前走、出遅れからの大外強襲で穴を開けた同馬が、今度は抜群のスタートから臨機応変にハナを奪い、レースを支配して道中しっかりペースを落として足を溜めて、最後まで粘り切る。 それを、例によって(ほぼ)道中最後方の追走から差し切ってしまうのだから、やはりウシュバテソーロはすごい馬のまま、戻ってきてくれたわけだ。 事前の雰囲気としては、ドバイWC馬ウシュバテソーロと、南関東の

          東京大賞典

          やりきれない寂しさを承知した上で笑う現象

          亡くなられた柳家小三治師匠、マクラのみの会を収録した音源も出されているのだが、その中で「駐車場物語」というものがある。自宅のガレージにホームレスが住み着いてしまってさあ大変、という話で、まあ、楽しい。楽しいのだが、終わり方には、少しやりきれない寂しさが漂う。 終わり方としてはハッピーエンドなのである。でも、もちろんこれは勝手な推測なのだが、その終わりの前の小三治師匠の口調に寂しさが滲んでいるように思えて、それが「ああ、このハッピーエンドは、お客さんの前で話すためにこしらえた

          やりきれない寂しさを承知した上で笑う現象

          有馬記念

          有馬記念、いい競馬だった。澱みないペースで逃げて最終コーナー回ったところでは決まったかと思えたタイトルホルダー。外枠から抜群のスタートを決めていい位置に取り付いたスターズオンアース。前半我慢して、二周目第3コーナーから抜群のタイミングでスパートを開始した勝ち馬ドウデュース。三者三様の競馬で、それぞれ強い内容だった。 公開されたドウデュース武豊騎手のジョッキーカメラ、馬を降りた後に「よし、もういっぺん行こう。フランス行こう」との言葉。 日本競馬が何が何でも凱旋門賞を目指す時

          有馬記念

          「招かれた天敵」を喧伝する試み

          千葉聡「招かれた天敵」をようやく読み終わった。ゲームやネットばかりやっていてすっかり読書スピードが遅くなってしまった。今の私はもう趣味は読書だなどと言えない。 それはそうと、単行本はみすず書房から出ていて、電子書籍にもなっており、最近岩波文庫にもなった。読むなら今である。あなたの受け入れ態勢は既に整っている。 かの名著、レイチェル・カーソンの「沈黙の春」にも比肩する名著だと断言したいところだが、問題は私が「沈黙の春」を読んでいないことだ。読んでおいた方がいい気もしてきた。

          「招かれた天敵」を喧伝する試み

          ネットの悲喜交々

          ネットの悲喜交々で、悲しい結果となったものを目にして、悲しい気分になるなどしている。人は善意にも悪意にも限りがない生き物だからこういうことはどうしても起こってしまうのだが、だからといって理不尽なアレコレを正当化できるというものでもない。 今の自分は、あまりに過度な執着や思い込みからは意図的に一歩引くようにしている。ある種の自衛であるが、これがいいことなのかというと、どうもそういう気もしない。

          ネットの悲喜交々

          ハエトリグモ

          書くことがないなら書かなくてもいいのである。 そもそも、なにか意味を通ったことを書くこともない。 とはいえ、「何も意味をなさないことを書くぞ!」と意気込むのも、また違う気がする。そんな前衛的なことはバロウズにでも任せときゃいいのだ。 一番いいのは飼っている猿にでもキーボードを打たせることだ。確かラファティの短編に、さらにタイプライターを打たせ、それを無限回試行し、なんとかシェイクスピアの作品を完成させようとするものがあった。あれである。 しかし、私は猿を飼っていない。

          ハエトリグモ

          有馬記念、枠順

          有馬記念の枠順が決まる。スターズオンアースとスルーセブンシーズが揃って大外。タスティエーラもかなり外目。ソールオリエンスが最内。唸るような枠。 これを受けてだろう、netkeibaの予想オッズも、一番人気がスターズオンアースからジャスティンパレスに入れ替わっていた。 枠的には良さげなのはタイトルホルダーに思える。ハイペースにはならんだろうし、叩いた版もあるだろうし、ひょっとしたらひょっとするのではないかという気がしてきている。

          有馬記念、枠順

          ウマ娘チャンミ決勝。Amp Fidlerの訃報

          ウマ娘、チャンミ決勝は3着。今回は自信なかったし、対戦相手をお借りして練習で走ってみても何度も負けるお強い方だったので、納得の負けである。 Amp Fidlerの訃報が昨晩届く。やはり音楽の好みの根っこにHiphopがある人間なので"Amp Dog Knight"以外のアルバムはとても聴き込んでいるとは言えない。この機会に向き合ってみよう。いい機会だ。

          ウマ娘チャンミ決勝。Amp Fidlerの訃報

          不労所得とコンテンツとライブ

          昔から「何になりたい」という夢は特に持っていなかった(持っている方達は幸いである)。「作家になりたい」と言っていた時期もあるが、今にして思うとあれも不労所得への憧れに過ぎない。 昔と比べると、不労所得を得られると思われがちな「一発当てる」商売の内容も変わったように思える。ざっくりいうと、むかしは音楽や小説やコミックといった「コンテンツ」商売だった。今は主戦場はネットにおけるライブ配信だろう。一見コンテンツを扱っているように思えるインフルエンサーでも、ネットにおけるコンスタン

          不労所得とコンテンツとライブ

          朝日杯JF

          朝日杯JF。一番人気ジャンタルマンタルが横綱相撲。ブラックタイド産駒のエコロヴァルツが2着、唯一参戦の牝馬、キズナ産駒タガノエルピーダが3着。 気になるのは2番人気、出遅れから、途中でかかって大まくりして先頭に立ち、惨敗したシュトラウス。Twitterでアンカツさんも「最悪の負け方」と酷評。とはいえ、モーリス産駒、かつ母がブルーメンブラッド(実績馬な上に貴重なアドマイヤベガ産駒)となれば、なんとか結果を残して次世代に襷を渡して欲しいと思ってしまう。将来的にはともかく、ひとま

          朝日杯JF

          ターコイズステークス。ヒップホップソウル

          ターコイズステークス。ヒップホップソウルは行き足がつかずに後方からの競馬となり、伸びずの8着。 注目するようになったのはその馬名からだが、春からの疲れで余力がなかったのだと思いたい。ゆっくり休んで立て直して、来年は初の重賞を狙って欲しい。 今、種牡馬として最も注目されていると言っても過言ではなかろうキタサンブラックだが、世代数が少ないものの、活躍馬が牡馬に偏っている印象を受ける。なんとか牝馬でもいけるところを見せて欲しいという期待と共に、やはり、自分の好きな音楽ジャンルを

          ターコイズステークス。ヒップホップソウル