幡 蒼子

ほのぼのしてないブログをほそぼそやっております。「幡蒼子のおこりんぼ日記3」https…

幡 蒼子

ほのぼのしてないブログをほそぼそやっております。「幡蒼子のおこりんぼ日記3」https://bansoko.blogspot.com

マガジン

  • 20世紀小学生~全4編~

    4コマイラストエッセイ「20世紀小学生」①~④をまとめたマガジンです。 20世紀に小学生時代を過ごした大人たちに、あの頃を思い出しながら読んで欲しいです。

最近の記事

たかが百円、されど百円

こんなみみっちい話をしていいのだろうか、と思う。 学生時代、そこまで親しくない友人から「百円貸して」と言われた。 「あ、これ、返ってこないやつだな」と思った。 そして「こっちから『返して』とも言えないやつだな」とも思った。 千円なら催促しやすいが、百円は催促しにくい。 小学生同士なら催促しやすいが、当時の私は大学生だった。 もちろん貸した。 当然返ってこなかった。 百円が惜しかったのではなく、裏切られた気持ちになるのが残念だった。 大して親しくもなかったことか

    • 初めてブログを見た。ブログを始めてみた。

      「これ、タダで読めるの!?」 インターネットで公開されているブログを初めて目にして、私は驚いた。 こんなに面白い文章が、自宅にいながら無料で読み放題なんて。 そして、一般人だが面白い書き手というのは、秘かにたくさん存在しているのだと知った。 その1年後、私もブログを書く人になっていた。 出版社や新聞社を通さなければ多くの人の目に触れることなどない、と思い込んでた自分の文章。 もちろん最初は読んでくれる人など現れず、「こりゃキビしい世界だわい・・」と思ったものだ。

      • ネットのない時代なら、接点を持つことのなかった2人

        ネットがなければ起こらなかった事件は数多くある。 今回の福岡IT講師刺殺事件もそうだ。 被害者は有名ブロガーだったらしい。 被害者と加害者は、ネット上でバトル(ほぼ加害者のイチャモン?)を繰り広げていたようだ。 ブログサービスは「はてなブログ」。 私は「Blogger」でブログを運営しているが、ブログサービスを決める時に、最後まで迷ったのが「はてなブログ」であった。 しかし、たまたま目にしたブログのコメント欄がエラいことになっていた。 炎上する要素のない投稿記事に対し

        • 「キミ、うちの会社に興味ない?」

          知人の息子は、東京の某有名大の学生で、その大学周辺の飲食店でアルバイトをしている。 ある日、客の中年男性とこんな会話を交わしたそうだ。 「キミ、○○大学の学生さん?」 「そうです」 「何年生?」 「3年生です」 「学部は?」 「☆☆学部です」 「出身はどこ?」 「◇◇です」 「ひょっとして、△△高校出身?」 「そうです」 「えーッ、僕の上司がその高校の出身なんだよ。僕、◎◎に勤めてるんだけど、キミ、うちの会社に興味ない?」 そう、スカウトである。 今は売り手市場なので、こ

        たかが百円、されど百円

        マガジン

        • 20世紀小学生~全4編~
          4本
          ¥300

        記事

          ブログ歴10年の私が考える「note」と「ブログ」の違い

          本家のブログがある私にとって、「note」は出張所のような存在です。 投稿してみると、感覚の違いがありました。 ブログは記事がストックされていく感じですが、noteは流れていく感じ。 ツイッターほど「埋もれる」感じではないのですが。 ですからnoteは、ツイッターとブログの中間といったところでしょうか。 初心者なら、ブログよりnoteの方が集客力はあります。 で、せっかくの初投稿を自己紹介から始める人って多いんですけど、自己紹介なんかよりも、いち早く目を引く記事を書

          ブログ歴10年の私が考える「note」と「ブログ」の違い

          あなたのブログはなぜ続かないのか

          ブログが続かない、と嘆く人は意外に多い。 「毎日書こうとしなくていいんだよ」 ・・・どう? 気がラクになりました?(笑) よく目にする「せめて1年は毎日更新しましょう」というアドバイス通りに、愚直に更新し、それが習慣化し、それなりに結果が出たのなら万々歳だ。 しかしこういう人たちばかりではない。 その前に息切れする人がいるのだ。 「毎日更新」がプレッシャーになり、ストレスになっていく。 楽しみのために書くはずが、苦痛の種になっていく。 そして、どうしても書けずに1

          あなたのブログはなぜ続かないのか

          あなたの「スキ」はスキじゃない

          二週間ほど前から「note」を始め、「スキ」もいただくようになった。 励みになるのでありがたい限りだ。 今からお話しするのは、その期間に体験したエピソード。 「note」のとあるカテゴリを覗いていると、新着ホヤホヤの記事たちに、一斉に「スキ」のマークが1つずつ・・・。 いくら何でも早すぎるし、均一に1つずつ付いているのも不自然に思い、まさかと思いつつ、その「スキ」を付けている人を見てみたら、全て同じ人物だった。 その人は、ホヤホヤではない記事にも侵食し始め、とうとう私

          あなたの「スキ」はスキじゃない

          山口達也事件の被害者を叩くべきではない理由

          山口達也の事件で、被害者の女子高生を責める声がある。 じゃ、その女子高生は、電話での呼び出しをどう断れば良かったというのだろうか。 「もう夜だし」と言っても、今度は明るいうちに電話してきて「夜じゃなければいいんだろ?」と言われそうだ。 「男の人の家に行くのはちょっと・・」と言おうものなら、「オレが何かするとでも思ってんのかよーッ!?フザけんな!」などとキレられそうだ。 あの番組は観たことないが、講師と生徒みたいな設定なんだろ? だったら尚更、異性という理由では断りにく

          山口達也事件の被害者を叩くべきではない理由

          ブログ歴10年の私が「note」を使ってみた結果 (後編)

          (前回からの続きです) 実は私の「note」、投稿2回目でどの新着カテゴリにも表示されなくなったのです。投稿形態もハッシュタグも変えてないのに。 ・・・焦りました。「note」ビギナーにとっては死活問題(?)です。 新着カテゴリで、多くの人たちの目に触れさせなければならないのに。 わかります? 他の人が19:59にアップした記事と20:01にアップした記事は表示されて、20:00にアップした自分の記事が抜け落ちてる画面を見た時の気持ち。 何でハジくの!? 私が何したって

          ブログ歴10年の私が「note」を使ってみた結果 (後編)

          ブログ歴10年の私が「note」を使ってみた結果 (前編)

          普段はBloggerというブログサービスでブログをやっています。 Bloggerを使ってる人って、日本ではそれほど多くないんじゃないかと思います。 Bloggerが他のブログサービスと違うのは、コミュニティがない点。 迎え入れられる場所がないんですよ。自分の存在も知らせてもらえない。 他のBloggerユーザーとの接点もないし、どんなブログが存在するのかも知らない。 そのブログを始めた頃なんて、ネットという大海原に笹舟で漕ぎ出すようなものでした(苦笑)。 とにかく気づい

          ブログ歴10年の私が「note」を使ってみた結果 (前編)

          【20世紀小学生~20世紀に小学生だった全ての大人たちへ~】④「目がテン」編

          目がテンになる経験というのは、小学校生活でもよくあった。 ちなみに、ここで言う「目がテン」とは、子どもゆえの「無知」からくるものではないことを付け加えておく。 思い起こせばこんな人たちが・・・ 校内のネズミを駆除するための薬を口に含み、「先生は大丈夫だが、君らは必ず死にます」と説明した教頭先生。 鼻をかんだ紙を、教室の床にポンポンと投げ散らかしたままにする先生。 スカートから出た脚が、男性並みのスネ毛だった女性の先生。 今、挙げたのは、たまたま先生のことばかりだが、私の目

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          【20世紀小学生~20世紀に小学生だった全ての大人たちへ~…

          【20世紀小学生~20世紀に小学生だった全ての大人たちへ~】③「給食」編

          給食、つらかった。   給食がマズいわけでも、食が細いわけでも、好き嫌いが多いわけでも、食べるのが遅いわけでも、食べる姿を見られるのがイヤなわけでもなかった。 もちろんアレルギーなんかもない。 「じゃ、なぜ?」と思うだろう。 ・・そう。すでにその時点で人々の想像を超えているのだから、もうこれ以上ヘンな目で見られたくなかった。 生徒の多様性が、今よりはるかに認められてなかった時代。 特殊な性質を持っている自分を呪った。 本当のことなんて、言えなかった・・・ ※これより

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          【20世紀小学生~20世紀に小学生だった全ての大人たちへ~…

          【20世紀小学生~20世紀に小学生だった全ての大人たちへ~】②「学級委員」編

          世の中には、学級委員をやってきた人と、やってこなかった人がいる。 「学級委員なんかをやるような子どもでした」などと言われると、そういうフィルターを通してその人を見てしまう、なんてことは未だにある。 何となく、その人の本質を垣間見たような気がするからかなぁ。 委員に選ばれる子というのは大体メンツが決まっていて、クラスが替わっても毎年選ばれたりする。 一方、そういうタイプでもなけりゃ、やったことがないわけでもない、非常に中途半端な生徒もいるものでして・・・ ※これより先は

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          【20世紀小学生~20世紀に小学生だった全ての大人たちへ~】①「お仕置き」編

          先生から生徒への「お仕置き」の形はいろいろあった。 悪さをした男児の太ももに平手打ちをし、赤い手形を残す「もみじの刑」というのもあった。 その刑の執行中(?)、周囲の生徒たちも先生も、叩かれる本人でさえも、大笑いしてた。 でも今じゃ、アウトなんだろうな。。 「特別席」と呼ばれるものもあった。 決して名誉な席ではない。まるで「牢屋」のように不名誉で屈辱的な席だ。 教卓の真横の一番目立つ所に席を移動させられる罰である。 だけどまさか、こんなことになろうとは・・・ ※これ

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