004スギタニルリシジミ

スギタニルリシジミは早春に発生するスプリングエフェメラルと呼ばれる蝶の1つです。
山歩きから撮影を始めたので、山梨や秩父の山の登山口周辺で撮影チャンスは何度かありました。
ルリシジミの雄は明るい青で鮮やかですが、スギタニルリシジミは渋い青です。

晴れた日は早い時間帯以外は翅表の撮影は難しいです。
渓流に多い蝶なので、キブシでの吸蜜は多いです。
アズマイチゲでの吸蜜はこの時以外は撮影できていません。

季節外れの積雪の後に生息地へ行くと、雪での給水を撮影できました。
翅裏もルリシジミよりは黒っぽい印象です。

雌はなかなか撮影チャンスがありませんが、翅表は黒い縁取りが太くなります。

今年も発生後に雪が降ったのですが、2日後では雪はほとんど残っていませんでした。
奥多摩方面の焚き火の後に形成された集団は壮観でした。
画像の外側にもかなりの個体がいます。

主な植樹はトチノキで、花穂に産卵します。
低い位置に花穂がある場所はほとんどないですが、良い場所を教えてもらって産卵を撮影することができました。
諦めて帰りかけた時だったので、より嬉しい撮影となりました。

雪の吸水や雌の開翅、吸蜜などを撮影した場所は個体数も多く、カタクリ、各種のスミレ、ニリンソウなどでも吸蜜を撮影しているので毎年訪れています。
この場所で、なかなか撮影チャンスのなかった交尾もやっと撮影できました。

初めてこの蝶を撮影してから20年近く経っての幸運な出会いでした。
一通りの生態は撮影できましたが、早春の出会いを求めて来年以降も撮影したい蝶です。



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banyan

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