011アゲハ

身近な蝶の1つのアゲハです。
民家の庭や都市部の公園などのミカンでも発生するので、見かける機会も多いです。
薄い黄色に青紋がとても綺麗です。大きめの園芸種の花で吸蜜する春型です。

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翅裏は後翅のオレンジが目立ちます。
こちらもショカッサイで吸蜜する春型です。

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春は他にボケやツツジなどで吸蜜を観察することが多いです。
夏から秋はヤブガラシも人気です。
秋になるとキバナコスモス、ヒガンバナによく来ます。
こちらは彼岸花での吸蜜の合間の飛翔です。

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キバナコスモスで吸蜜する雌には複数の雄が周囲を飛びながら求愛しています。

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このような光景は各種のアゲハ類で観察できます。
身近な蝶の代表ですし、見かける機会も多いですが交尾は未撮影です。
アゲハ類では吸蜜中の求愛は通常は交尾は成立しません。
飛びながら絡んで上へ上がっていくことも多く、そのまま高い木の上などで交尾するのではないかと思われます。
産卵は何度か撮影しています。
民家のミカンやサンショウなどで産卵することも多く、撮影には気を使います。
この時も民家の庭でしたが、開放的な庭で人も居なかったので撮影させてもらいました。

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珍しい蝶だけが撮影の楽しみではありません。
身近な蝶も各種の生態や、多くの花との組み合わせで撮影するのも楽しめます。
飛んでいてなかなか止まらないことも多いので、機会があればカメラを向ける蝶の1つです。


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