003ミドリシジミ

雄の翅表が主に緑色や青色に輝くシジミチョウが数種類います。
その中で平地の湿地などでも生息するミドリシジミは観察しやすい種の1つです。
埼玉県では県の蝶に指定されて多くの生息地があります。
有名な公園には多くの撮影者、採集者が集まります。
雄の翅表は何度見ても美しいです。

翅裏は多くの種が似ていますが、同定には翅表よりも役立つことが多いです。
もっとも平地の場合は他に観察できるのはオオミドリシジミくらいなので、慣れればすぐに分かります。
各種の花が咲いている時期です。吸蜜はあまりしませんが、栗の花は好みます。

桑の実が生息地にあると、好んで吸汁します。
黒くなった実が甘いようです。

横浜の生息地では決まった場所で毎年羽化個体が登ってくるそうです。
杭の下に蛹化に適した場所があるのでしょう。

平地では6月頃に発生し、山地では8月に発生する場所もあります。
平地ではハンノキ、山地ではヤマハンノキが食樹になります。
雌は複数の卵を続けて産む場合が多いので、産卵する雌を見つけるとゆっくり撮影できます。

雌は斑紋のないO型、青い斑紋だけのB型、赤い斑紋だけのA型、赤と青のAB型がいます。
血液型の分類と似ています。
ここではB型とAB型を紹介します。
B型の青い斑紋は面積が広いので綺麗です。

埼玉では全ての型が観察できますが、場所によって違うようです。
関東では赤紋が発達した個体はほとんど観察できませんが、一度だけ赤紋の面積が大きいAB型を撮影しています。

このような雌の撮影も楽しみの1つです。
埼玉の公園では2回白帯が太い異常型を撮影しています。
特に最初に撮影した個体は非常に美しい個体でした。

こちらも異常型なのだと思いますが、虹のように何色もの色に輝く雄がいました。

角度のよって左右の翅の色が変わる場合はありますが、このように徐々に色が変わる個体は他に見たことがありません。
ミドリシジミの仲間は種によって雄の輝きも特徴があります。他の種もそのうち掲載します。

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banyan

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