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2020年公開 北欧映画を振りかえる② 1/17 『トラフィッカー 運び屋』アイスランド映画

コペンハーゲンからレイキャビクへ、麻薬(たぶんコカイン)を大量に飲み込んで密輸する若い運び屋の女。到着したらホテルでもどすか、排出して、大金を受け取り、3日後には幼い子どもが待つポーランドに帰れるはずだった。ところが、飛行中に体調をこわし、飛行機のトイレで何本かをもどしてしまう。そのうちの1本を機内に忘れてしまう。依頼主は多額の借金を抱える弁護士。麻薬密売で前科のある弟と組んでの仕事だった。弟は女に距離をおいて同道し、到着してからは行動をともにする。麻薬を吐き出せないまま時間が過ぎていく。機内に残された薬、空港内の監視カメラの映像などで、警察の捜査は進み…。

どんよりと曇ったアイスランドの空、雪と氷の厳しい世界、人通りも少ない。北欧サスペンスらしい、やりきれないムードのなかで展開するやりきれない話。これはどういう結末なのか、と途中わからなくなるが、え、そうなるのかという意外なラスト。監督はボクァ・シグソーソン。テレビシリーズ『刑事モース』を演出している人です。

2020.1.17日本公開 「のむコレ3」で上映
原題 Vargur
製作年 2018年
製作国 アイスランド
配給 ミッドシップ
上映時間 91分

監督 ボクァ・シグソーソン
キャスト
ギスリ・オルン・ガルザルソン
バルタザール・ブレキ・サンペール

Prime Videoでみられます。

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