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「Supernova」をざっくりと解説

待ちに待った「Supernova」が遂に発表されました!
ただ、情報量が多いため、『結局「Supernova」って何だったの?』と思っている方は多いと思います。

そこで、本記事では「Supernova」の概要をざっくりと解説しようと思います。
なるべく簡単に解説するのが本記事の目的ですので、細かな抜け漏れなどはご容赦ください。

では、みていきましょう!


結局「Supernova」って何だったの?


皆さんが一番知りたいのは『結局「Supernova」って何だったの?』だと思います。
この問いに対する答えはこちらです↓

https://twitter.com/Sota_Web3/status/1701898869301526656

今回の「Supernova」の発表で、Astar Networkは2つチェーンをサポートすることになりました。

Supernova前
→Polkadotのパラチェーン(レイヤー1)
Supernova後
→Polkadotのパラチェーン(レイヤー1)+ Ethereumのレイヤー2

こんな感じに進化したのです。

Supernovaってすごいの?


『2つチェーンをサポートすることは分かったけど、それってすごいの?』と思われたでしょう。
この答えはもちろん、「Supernova」はすごいんです。

今回、Ethereumのレイヤー2をサポートし、Ethereumエコシステムの仲間入りしたことで「ネットワーク効果」が働きます。
つまり、最大級の規模を誇るブロックチェーンのエコシステムの一部となることで、Astar Networkを活用するユーザーが増えることが期待できます。

また、PolkadotとEthereumの2つのチェーンを、それぞれレイヤー1・2とサポートしているので、dApp(開発者)側は、独自の都合でチェーンを選ぶことができます。
今回のアップデートで、Astar Networkを採用するエンタープライズがより多くなるかもしれません。

Astar zkEVMってなに?


続いて、Ethereum側のチェーンの名称「Astar zkEVM」についてざっくりと解説します。
「Astar zkEVM」とは、Polygon CDKを使って開発したブロックチェーンのことです。

Polygon CDK(Chain Developer Kit)
Polygon Labsが開発したL2ブロックチェーンを開発するためのキット

Coinbaseの「Base」が、Optimismの「OP Stack」を使ってブロックチェーンを開発したような感じです。
つまり、Ethereumという大きなエコシステム圏で「Optimism経済圏」と「Polygon経済圏」等があって、Astar Networkは「Polygon経済圏」の一員になったというイメージだと分かりやすいと思います。

また、zkEVMのzkは「ゼロ知識証明」の略で、トランザクションの証明方法のことを指します。
「ゼロ知識証明」を使うと、機密データを公開せずに、証明を検証することができます。
具体的な仕組みは技術的にかなり難しいので、ここでの説明は省略します。

「ゼロ知識証明」を活用することで、Polkadot側のチェーンとは別の証明方法になるため、新たなプレイヤーをAstarエコシステムに呼び込むことが期待されます。
また「Astar zkEVM」では「アカウント・アブストラクション」「ガスレス」の機能も備わっているので、ユーザーにとって便利なチェーンになりそうです。

渡辺創太氏によると、「Astar zkEVM」ではゲームとエンタメのエンタープライズを狙っているそうです。

$ASTRホルダーのメリットは?


『「Supernova」が発表されたけど、$ASTRは下がっているじゃん!』と思っている方へ。その気持ち、分かります。

ただ、今回のアップデートにより、$ASTRのユースケースが増えることは間違いありません。コアチームからも、$ASTRの価値を高める施策についてアナウンスが出ています。

より詳しいことは、アンバサダーのyou425さんのnoteを見てください
素晴らしすぎる記事です。

今後のスケジュールについて


2023年10月にテストネットが開始されます。
その後、問題がなければメインネットが開始されるという流れです。

実際に触ってみたいという方は、こちらを登録しておきましょう
登録しておけば、今後の動向を追えるはずです。

まとめ


いかがでしたでしょうか。
本記事では「Supernova」の概要をざっくりと解説しました。
より興味を持った方は、以下のリンクを参考に調べてみてください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。



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