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桃カステラ

桃カステラ(ももカステラ)は、カステラの上にすり蜜(フォンダン)などでをかたどったもの(葉や枝はなどで表現)をあしらった長崎市の郷土菓子

由来
 桃は中国で古くから長寿の縁起物とされており、点心にも「寿桃」や「桃包」と呼ばれる、桃をかたちどった餡入り蒸し饅頭がある。桃カステラは、長崎の郷土菓子であるカステラをベースにしてそれを模した物である。
 長崎では、女児が初節句を迎える家庭から親戚知人にお返しとして送る、内祝いの品物として用いられて来たが、近年は節句の時だけでなく、宮参りや婚礼、出産祝い等の時にも縁起物として広く贈答されている。また、県外からの観光客が土産として求めることも少なくないため、一部の菓子店では年間を通じて販売している。

Wikipedia

わたしは長崎市の出身。そして甘党。

毎年この季節になると、
桃カステラを想う(笑)

ただし、わたしが転勤した諫早市、
福江島では見たことがない。

ところが二年ほど前、
松浦市内数か所で販売されているのを見つけて購入した。
製造所を見ると、長崎県内にある。

昨年は見当たらなかったけれど、
今年はあちこちで見かけた。

以前、ネットで購入することを考えて検索したら、
全国配送しているカステラ屋があった。
わたしが記憶している値段の4,5倍でした。

わたしが長崎市民であった頃は、
町の菓子屋さんでは、カステラを焼き、
ひな祭り近くになると桃カステラを製造していた。

説明にあるように、初節句のお祝い返しとして
普通に売られていたのだ。

街角の菓子屋では、年中、
カステラの切れ端が経木に包んで店先に置かれていた。
子どもの小遣いでもおやつに買える値段だった。
それが今では一端のお菓子のような価格で売られている。

観光客相手となると、
地元民の口には入らなくなるのだろう。

その点、チャンポンは優等生だ。
長崎の町中にあったチャンポン屋は、
他の個人商店同様に廃業してしまった。

昔は、それぞれの家が
お客が来るときには必ずと言って良いほど
チャンポンか皿うどんの出前を頼んでいた。

店によって味が違うのは、
チャンポン、皿うどんもそうだけれど、
カステラもまた、店によって味が違い、
長崎人は自分御用達の味が一番だと主張していた。

今は、全国展開のチャンポン屋の味が一番だと言う。
カステラも同様。CMソングで歌われるように
カステラ一番の店の味が有名になってしまっている。

わたしのひいきは「松翁軒」

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