※水曜日は質問に答えています。

【質問】

既婚の男性を好きになってしまいました。一緒にいるのが楽しくて、つい会いたいもっと話したいって気持ちになってしまいます。連絡をとらない、会うのもやめようと思いますが、同じ会社で毎日顔を合わすのでつらいです。好きなひとを諦めて忘れるにはなにをしたらいいでしょう。

【答え】

まず、貴女は「その好きになった人を諦めて忘れたい」んですよね。

でしたら、「どうして彼を好きなのか」という理由と、「このまま彼を好きなままでいるとどうなるのか」という未来のことを考えてみると、今の「好き」という感情を否定したくなるかもしれません。ちょっと考えてみますね。

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「既婚男性のことなんて絶対に好きにならない」という種類の女性からよく聞くのは「結婚しているってわかった時点でまず対象外になるので、好きになるはずなんてない」という言葉です。

その「対象外ってどういうことですか？」って聞くと、「例えば、『あ、この男性、素敵だな』って思っても、例えば『僕、ゲイなんです』って言われると、『そうなんだ。じゃあ恋愛の対象外だな』って諦めますよね。そういう感じで、『既婚者』ってわかると『対象外』のフォルダーにいれるんです」なのだそうです。

そして、既婚者ってわかっているのに、その「対象外」のフォルダーにいれられない人がいるんです。

どうしてその人たちは「対象外」のフォルダーにいれられないんでしょうか？

それは、「最初に『この人は好きになってはいけない』ってわかると、それが『いけない』からこそ、ますます好きになる」という状態だと思います。

貴女もたぶんそうですよね。「いけない」ってわかっているから、どんどん好きになっているのではないでしょうか。

よく聞くパターンに「不倫相手の男性が本当に離婚してくれたら、一気に恋から冷めた」というのがあります。やっぱり「いけない」から好きだったのであって、「してもいい恋」になると冷めてしまうというわけです。

はい。貴女の「彼を好きな気持ち」って結構歪んでいませんか？　他の女性たちは「既婚者」って知ると「対象外」のフォルダーに入れてますよ。そして、「対象外」のフォルダーに入れられない貴女って「真っ直ぐな、中学生のような恋」とは全然違う歪んだ恋をしているようですよ。

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さて、このまま好きなままだとどういう展開になるのかを考えてみます。

僕のある友人女性が、２０代の終わりに、既婚男性を好きになって、色々とあって、３０代になってからずっと不倫状態で、男性の方は「離婚するから。今、話をしているところだから」と言い続けて、彼女が４０代になるまでその状態で、結局、彼女の方から「別れましょう」と告げて、不倫を解消したそうです。

そして、「好きな人とずっと一緒にいれたから全然、後悔なんてしていない」なんてことは全くなく、「すごく後悔している」そうです。

やっぱり周りには、２０代の頃から普通に「今日、彼とデート」とか「今度、彼が実家に来るの」とか、「私たち、結婚します」みたいなカップルがたくさんいて、ずっとそれを１０年以上見続けながら、自分だけは「不倫状態」で、みんなには言えない恋愛だったわけです。

「どうして私、こんな人生を送っちゃったんだろう」ってすごく後悔しているそうです。

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さて、どうですか？　結構、「ああ、やっぱりやめておこう」って気になりませんか？

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そして一番効果的なのは「他の魅力的な男性たちとたくさん会って、気持ちを散らす」というのもオススメですよ。いろんな別の男性とたくさん会って、別の恋を探してください。

幸せになってくださいね。

※質問受け付けております。このシリーズ、書籍化のお話をいただいておりまして、「人生相談的な本にしたい」とのことですのでそういう質問だと助かります。makijobim★yahoo.co.jp(★を@に変えてください)にメールしてください。質問の文章に個人情報をたくさん書かれる方がたまにいらっしゃいますが、「コピペして公開可能な文章」でお願いいたします。

#コラム

僕のcakesの連載をまとめた恋愛本でてます。「ワイングラスのむこう側」http://goo.gl/P2k1VA

この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています。今日は「好きなカクテルベスト３」です。