エアリプライとエアリプライ的なこと

ツイッターで「エアリプライ」という行為があるのはご存知ですか?

例えば@hayashiという男性が【昨日の合コン、全然可愛い女の子がいなかったなあ】ってツイートしたとしますよね。

これってみんな「いらっとくるツイート」ですよね。「おまえ何様のつもりだよ。自分はどうなんだよ」ってみんな感じると思います。

そしたら、その@hayashi氏に普通は直接、【@hayashi相手の女性たちも「良い男いなかったなあ」って思ってますよ】ってリプライ(返信)するんです。

でも、そうするとちょっと角が立ってしまうし、つまんない喧嘩になってしまいますよね。

だから、@hayashi氏に直接リプライはせずに、【合コンで相手の人たちが魅力的じゃないと感じたときは、必ず相手の人たちも「今日はハズレだな」と感じているという法則がある】って感じで、まるで一般論みたいな感じでツイートするわけです。

するとほとんどの場合はその@hayashi氏が「あ、このツイート、自分に向かってエアリプライしているんだな」って気がついて、「うーん…」って感じるというわけです。

これ、やりたい気持ちはすごくわかります。

僕もたまに「そのツイートは違うんじゃないかなあ」って感じることがあるのですが、それをそのまま本人に「それは違いますよ」ってぶつけてしまうと揉めるし、人間関係を悪くしてまで「伝えるべきこと」じゃないなあ、と思うんですね。

でも、「やっぱりこれは伝えたい、というか、こういう事柄に対しての自分の意見を世間一般に表明しておきたい」なんて考えて、ついつい「エアリプライ」をしたくなってしまうんです。

でもエアリプライをやらない理由は別の人から「これって自分に言ってるのかな」って誤解されてしまうからです。

例えばエアリプライみたいなツイートで「飲食店の店員が偉そうなことを言うのってどうかと思う」っていうのがTLで流れてきたとしますよね。

「あれ? これって僕に伝えているのかな?」ってすごく気になりますよね。

あるいは「ほんと、オジサンってうるさいし臭い」ってツイートが流れてきたら「あれ? これって僕に伝えているのかな?」って不安になりますよね。

というわけで一切エアリプライはしないって決めているんです。

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さて、この「エアリプライ現象」って別に「ツイッターだけ」じゃなくて、インターネット上であらゆる場面で見かけます。

例えばFBやブログでもよくあると思うのですが、ある誰かの記事を読んで、「ええ? それは違うなあ」と思ってて、その場でコメントで「それは違いますよ」って伝えたくなるんだけど、それはやっぱり角が立つし、つまらない喧嘩になってしまうから、「反論みたいな記事」を書くというのたまに見かけます。

例えば「アメリカではそんなことはしない。だから日本人は~」という記事を誰かが書いたとしますよね。

そしたら、その記事を書いた人が読んでいるだろうなあというのを知ってて、「○○では、ということばかり言う人を出羽の守って呼ぶのはご存知でしょうか? よくいますよね。『東京では』とか『フランスでは』ってばかり言う人。例えば~」なんて記事を書くわけです。

あるいは、その人にわからせるように、そういうタイプの記事をシェアしたりRTしたりするというのも見かけます。

               ※

ところで僕がよくこういう場所で書く記事は、どういうわけだか「エアリプライ的に誤解されること」が多いんですね。

もちろん僕は「誰かの心に刺さるようなこと」を意図的には書いています。

「プライド」とか「傲慢」とか「友達がいない」とか「嫌われている」とか「モテない」とか「結婚できない」といった類の話題って、みんな常々気にしているから、「すごく心に刺さる」んです。

僕は当然のことながら「特定の誰かに向かって書いているわけ」ではないのですが、「あれって、私に向かって書きました?」とか「林さん、俺のことそういう風に思ってるかもしれないけど、それは誤解だよ」とかって言われるわけです。

あの、決してエアリプライではないですので。

あ、今日のこの記事自体も「これ、林さん、自分に言ってるのかな」って思われるような気がしてきました。インターネットって難しいですね。

#コラム

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林伸次

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