禁煙バーに変えて1年半、どういう影響があったか

2016年の2月8日に突然「禁煙」にして、今、1年半が経とうとしているので、「禁煙バー」に変えてどういう影響があったか報告します。

まず「どうして禁煙にしたか」というのを説明いたしますと、「隣でタバコを吸っているのが嫌で帰ってしまう」というお客様がはっきりと増えてきたのと、「bar bossaは喫煙可能だから行かない」というケースをよく耳にするようになったからです。

それでもう思い切って禁煙にしたのですが、僕が気になっていたのは禁煙にしたら「愛煙家の常連さんが離れる」のと「売り上げが落ちる」ということでした。

この「愛煙家の常連さんが離れる」に関しては、あらかじめ何人かの愛煙家のお客様に「もしbar bossaが禁煙にしたらどうします?」って質問してみたんですね。

そしたら「今はどこでもそうだから大丈夫。吸いたくなったら外に吸いに行く」って仰ってくれたんです。

で、結果としてはそうしてくれる愛煙家のお客様もたくさんいらっしゃるのですが、正直「ああ、あの方、全く来なくなっちゃったなあ」って方の方が圧倒的に多いです。

割合で言うと、「一切来なくなった方が7割で、回数がすごく減った方が1割、相変わらず来店していただいて、外でタバコを吸われる方が2割」って感じでしょうか。

売り上げですが、実はこれが一番気になるところなので、あらかじめ「禁煙にしたら売り上げはどうなるか?」って知人や友人の飲食経営者に聞いてみてたんですね。

そしたら「大丈夫ですよ。逆に上がりますよ」って言われてたんです。

でも、bar bossaは正直、実は売り上げちょっと下がったままです。

やっぱり音楽やマスコミ業界の方で4、5人で来店されて、みなさん愛煙家でお酒もすごく飲むという層が来なくなったというのが大きいですね。

その辺り、やっぱり飲食業界の人たちに聞いてみますと「いずれは禁煙というのが浸透してお客様来ますよ」とのことです。

まあbar bossaは19年間も「喫煙可能」だったので、そういうイメージが大きいから、変わったということも伝わっていないのかなという気もします。

これが「改装した瞬間」とか「移転した瞬間」とかに禁煙にしていたら、「あれ、今度は禁煙なんですね」って気づいてくれて「周りに広げてくれるお客様」が多いのでしょうが、ある日突然禁煙にしたので、そういう「拡散効果」はないようです。

これはゆっくりと「あのバーは禁煙らしい」ということが、タバコを吸わない方に伝わるのを待つしかないようです。

 ※

さて、今、僕がこの件に関してどう思っているのかを書きますね。

今、思うのは「今まで店内でまさかタバコが吸えてたなんてもう信じられない」って感覚です。

例えば昔は電車の中でも飛行機の中でもタバコ吸えましたよね。でも今、例えば山手線の中で誰かが突然タバコを吸い始めたらびっくりしますよね。

そんな感覚で、おそらく今は「タバコを吸わない人が他にもいる場所ではタバコは吸えない」という風景が常識になってしまったんだと思います。

僕もお店の人間として、「タバコを吸わないお客様に、他の人のタバコの煙を吸わせてたんだ」っていうのが今では不思議です。

もうこの時代の流れは仕方ないかなって思います。

とりあえず、「禁煙バーってどう?」って飲食業の方を中心にいろんな人に聞かれるので、1年半で報告でした。

#コラム

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bar bossaに行ってみたいと思ってくれている方に「bar bossaってこんなお店です」という文章を書きました。→ https://note.mu/bar_bossa/n/n1fd988c2dfeb

この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「糖質ゼロのビール」です。

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禁煙バーに変えて1年半、どういう影響があったか

林伸次

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林伸次