※土曜日は読む人が激減することが判明したので個人的な話を。

最近の若い男性って、あるラインまで刈り上げてて、あれをツー・ブロックって呼ぶんですよね。

その髪型を僕と同じくらいの年齢の男性がしていることがあるんです。その彼らに「あ、やっちゃいましたねえ。それって美容院で『刈り上げてください』って注文するんですか？」って聞くと、「いやいや、僕はもう美容院でお任せにしているんです。だから『やっときましょうか』って言われたら、『お願いします』っていうとこの髪型になっちゃうんです」とのことなんです。

なるほど、美容師さんとの信頼関係でそういう風になっちゃうんですね。

僕は今は美容院には行ってないのですが、行ってたときもそう言う風に「最先端の髪型」を提案されることってなかったんです。たぶん「この人はそういうお洒落な髪型って興味ないだろうなあ」って思われているんだと想像します。

僕は基本的にお洒落じゃないので、どこか１カ所だけ突然カッコいいのにされてしまうとちょっと困ってしまうんですよねえ。だから僕の服装とかも見て判断してくれていたんでしょう。

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さて、何かと写真に撮られることってよくあるのですが、基本的にbar bossa店内でのことが多くて、僕はいつもの白いシャツに黒いパンツに黒いベストにネクタイという制服みたいな格好で写るのでまあ問題はないんです。

でも、どこか別の場所で「対談」なんて時が困るんです。

以前、BEAMSの青野賢一さんと対談することがあって、もちろん青野さんは日本で一番お洒落なので「青野さんの隣でどんな格好をすれば良いんだろう」って悩みに悩みました。

結局、「普段着でいこう」と決めて、灰色のパーカーとジーンズでいったのですが、やっぱりカジュアル過ぎだったかなと反省しました。

それで、今度、Ｂ＆Ｂで石渡康嗣さんと対談するのですが、それもやっぱり撮影が入るんですね。ずっと残るんです。で、どんな格好で出演すればいいのかずっと悩んでいるんです。

で、石渡さん、画像検索してもらえばわかると思うのですが、すごくお洒落なんです。なんか自然体なんです。→　https://goo.gl/7yFj0Q

で、その隣に僕がいるわけで、困ってるというわけです。

僕としては「一番最先端な服装」をする気持ちなんてさらさらなくて、美容師さんが僕の服装を見て判断して無難な髪型にしてくれたように、「お洒落でもない、でもそんなダサい人でもないちょうど良い感じの格好」をしたいのですが、それがよくわかんないんです。

さらに９月２２日なので季節も難しいんです。

夏ならジーンズとポロシャツ、冬ならダッフルコートで行って、中はジーンズと白いシャツとジャケットって感じで逃げられるのですが、秋は「お洒落な人はすごくお洒落だけど、ダサい人はほんとダサい」んです。

で、妻は元有名アパレルなので、「どんな格好でＢ＆Ｂ出ようか」と相談してみました。

そしたら「カーディガンとか良いんじゃない。ネイビーのカーディガンに白いＴシャツとかって似合うと思うよ。今度、伊勢丹にでも行こうか」って言うんです。

で、僕が「行こう行こう」って言うと、「でも、だったらジーンズも新しいの買った方が良いかも。そういう場合は先が細くなったジーンズだと思うよ」って言われて、どんどんハードルが高くなってきたんです。

そしてそれだと靴も買わなきゃとかってなってきて、「それって上から下までバチっと決まっている人だ」と気がついて、ちょっと無理ってあきらめました。

すると妻が「麻のセーターとか良いんじゃない」って言うんです。

麻のセーターって世の中に存在するんですね。

そうかあ、麻のセーターかあ、対談の時に一回着て、もうそれっきりでタンスの肥やしになりそうだなあ、どうしようかなあと悩んでいる４７歳の秋です。

そんな僕がどんな格好で出演するか、ちょっとからかってみたいという方は是非、Ｂ＆Ｂの対談、いらっしゃってください。詳しくはこちらです。→ http://bookandbeer.com/event/20160922_bt/ (ちなみに、もうたくさんの方にご予約をいただいているようです。ご希望の方はお早めにです)

ああ、石渡さん、お洒落な雰囲気で来るんだろうなあ…

#コラム

飲食店って本当に面白いなあって感じの本を出しました。『バーのマスターは「おかわり」をすすめない 飲食店経営がいつだってこんなに楽しい理由』 https://goo.gl/oACxGp

この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「でもセーターはあなたはちょっと、と妻に言われた」です。