ポケモンGOとキャッチボール

ポケモンGOやってますか?

僕は携帯電話を持っていないので、もちろんやっていないのですが、興味はあります。

妻はもちろん1日目にアプリをダウンロードして、うちのマンションにもいたみたいで「やった~! ゲットした!」と騒いでたのですが、あの瞬間以降、ポケモンGOをさわっているのは見たことありません。まあそういう感じの人多そうですよね。

ちなみに僕の周りの大人たちは「こういう流行っているものっていうのは興味なくてもとりあえずやらないとね。今、世の中がどういうことになっているのか把握しておくのが仕事みたいなものだから」という人がすごく多いです。

ところで、こういう「新しいムーブメント」が始まったときに必ず出てくるのが「アンチの人」ですよね。まあこういうアンチの方は基本的に「新しく流行っているもの」がとにかく嫌いなんですよね。そういうのに飛びつく軽薄な感じがイヤなのでしょう。

でもいつも思うのですが、そういう「とりあえずアンチな人」ってこの世の中に一定数は必要だと思います。逆に全員がポケモンGOをやって右向け右な世界、恐ろしいですよね。アンチの方、これからも頑張ってください。

さて、こういう時は「分析する人」も出てきます。

「あ、その視点があったか。思いつきもしなかった」と僕が思ったのは、株価とか経済効果のことを語る人です。やっぱり毎日ビジネスを最前線でやっている人は、このブームでお金がどう動くかっていうのが興味の第一になるんでしょうね。

あと、僕がよくわからないジャンルなのですが、「ゲームが変わる」とか「スマホの新しい使い方が」みたいな、「技術的なこと」を語る人がいますね。やっぱりみなさん「新しいサービスやアプリ」なんかを開発している人たちは、もちろんそこが一番面白いところなんでしょう。

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さて、僕はこういう時は「このゲームを使っての人と人とのコミュニケーション」が一番気になります。

7月22日当日の夜、渋谷を歩いていたら、もう街中がポケモンGOをやっている若者だらけで、もうみんな興奮していて、「変な姿勢でポケモンをゲットしている写真」を撮ったり(もちろんSNSにあげるんですよね)、みんなが普通に話しかけたり、男性が女性に「○○が向こうにあるよ」って声をかけて「ナンパに持ち込んだり」とお祭り状態でした。

日本人は「街ですれ違った知らない人には声をかけない」というのが普通ですが、ワールドカップで勝った時とか、ハロウインの時とか、このポケモンGO開始日みたいな時は、「街が躁状態でパーティ会場」になってしまって、お互いが「同じパーティに参加している人だ」と認め合ったら話しかけてもいいという雰囲気になるんです。

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そして、「良いなあ」と思うのは「親子が一緒にポケモンを探している」のを見かけるときです。

みなさんご存知かと思うのですが、親って子供ともっと色々と会話したいのですが、子供が大きくなるにつれて「会話のネタ」がなくなってしまって、一緒にいてもギクシャクするんですよね。

例えばお父さんと息子がキャッチボールをすることってありますよね。あれ、本当は「会話」でも良いのですが、息子がそのくらいの年齢になると話すことがなくなってきて、でも、コミュニケーションを取りたくて、日曜日の夕方に「ひろし(仮)、お父さんとキャッチボールでもするか」って声をかけちゃうんだと思います。

だから、このポケモンGOのような「外に一緒に出て探す」というゲームがあれば、そのゲームを媒介に一緒に話すことができるっていうのが嬉しいんですよね。だから街で親子でポケモンGOをやっているのを見かけたら、「ああ、あれはキャッチボールの現代版なんだなあ」と優しい目で見守ってあげてください。僕は気持ちはすごくわかります。

#コラム

僕のcakesの連載をまとめた恋愛本でてます。「ワイングラスのむこう側」http://goo.gl/P2k1VA

この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「そして僕と父は」です。

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ポケモンGOとキャッチボール

林伸次

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林伸次