もう自分の時間は売りたくないなあ

※土日は読む人が激減することが判明したので個人的な話を。

先日、妻とある飲食店の開店時間まで時間を潰していたときのこと、妻が「余った時間を銀行に預けておけたらいいのに。で、朝のすごく時間がないとき、それを取り出して使えるの」って言ったんですね。

これ、ドラえもんで同じ機械が登場しましたよね。で、妻に「それってドラえもんの時間貯金箱でしょ」と言ったら、知らなかったみたいで、なんかうちの妻のアイディア力ってすごいなあと、我妻ながら感心してしまいました。

さらに妻のアイディアではその「時間」は売買出来るのだそうです。確かドラえもんにそんな「大人な設定」はなかったように思います。

で、妻が言うに、これからその飲食店が開店するまでの1時間を誰かに売ってしまって、そのお金でその飲食店で「ちょっと良いワイン」を注文したいそうなんです。

確かに人によっては「後1時間あったら1億円のビジネスの打ち合わせに間に合うから、今なら1時間、10万円でも100万円でも買うよ」なんて方いそうですよね。本当に「時は金なり」だと思います。

でも僕はそのとき、「もう自分の時間はいくらつまれても売りたくないな」って思いました。

僕、今、47才なんですね。日本人の平均寿命を考えると、もうかなり前に人生の半分のポイントは過ぎてしまっているんです。

生まれてきてから「今」までよりも、これから死ぬまでの時間の方がよっぽど短いんです。

僕はどちらかと言えば、いつ死んでも大丈夫なように、悔いのないように今日をしっかりと楽しんで生きようって意識している方だと思うのですが、でもまだまだやり残したことっていっぱいありまして、ちょっと死にたくないんです。

そして、僕の時間ですが、お金になるからといって、1時間でも売り飛ばしたくないなってその時は思いました。

実際、その時は妻と延々と「時間とかこれから」について話し合えたし、そんなに無駄な時間ではなかったように思うんです。

もし僕があと、1週間で死ぬとしたら、あのとき妻と時間について色々と話し合えた時間ってすごく貴重で大切だったと思います。それを誰かに10万円で売ってたと思ったら、僕は悔しいです。

ほんと、年をとるごとにわかってきたのですが、時間って貴重ですよね。お金で買えません。

できれば悔いが残らないように、残りの僕の人生の時間を走りぬきたいと思っている47才の春です。

#コラム

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この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。「最近、新しいお客さんが」です。

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もう自分の時間は売りたくないなあ

林伸次

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