東日本人と西日本人の違い

ある方が「フォッサマグナを飛び越えた結婚って少ないって知ってますか?」と教えてくれました。

東日本の人と西日本の人の結婚が少ないということですね。

面白いなあと思って検索してみたらフォッサマグナに関してはヒットしなかったのですが、網野善彦がこんなことを書いていました。

「東日本人と西日本の結婚の比率は10パーセント以下」「東日本人と西日本人の差異はイギリス人とドイツ人の差異と同じくらい」

うーん、ちなみに僕はイギリス人とドイツ人がどのくらい違うのかがわからないので(結構似てそうですよね)、東日本人と西日本人がどのくらい違うのかがこの網野善彦の文章ではわかりませんが、でも、西日本出身者として東日本人は違うなあとよく感じます。

僕が「面白いなあ」と思ったのは、「関東の女性と関西の女性はセックスが違う」という話です。あのですね、僕は聞いた話なのですが、「関西女性の方が『え、そんなことまでするの?』っていうことをする」のだそうです。ええと、なんとなく想像できますよね。「私、これだけ大胆なことが出来るのよ」っていうことを関西女性ってしそうです(聞いた話です)。

で、僕が一番「違うなあ」と感じるのは「笑い」です。

「何を笑うか」ってすごく文化によって違いますよね。

わかりやすいところだと「アメリカンジョーク」ってどうも笑えないし、村上春樹がエッセイで書いていた映画のタイタニックのラストシーンで中国人は大爆笑する話とか、「笑い」ってやっぱり文化が違えばすごく違います。

僕は四国の徳島出身(林家は愛知がルーツで祖父は愛知出身)なので、笑いは関西スタイルが体に染み込んでいて、今でも鶴瓶とダウンタウンに一番笑ってしまうのですが、実は「東日本人の笑い」というのにすごく憧れています。

作家/翻訳家の西崎憲さんや、吉祥寺のカフェ・モイの岩間さんがたまにツイッターで放つジョークが面白くて面白くて、ああ、こういうジョークはいつまでたっても僕には無理だなあと思ってます。

そして「笑い」でいつも思い出すのがこのことです。

僕が一緒にブログをやっているジノンさんという音楽好きの韓国人男性がいまして、彼がたまにパーティでDJをやってるんですね。

そのパーティの主催者が車さんという料理研究家で、本を8冊も出してる現地の有名人なんです。

その人が「村上春樹の小説に出てくる料理の本」というのを出すために東京に取材に来たことがあって、その足でbar bossaに立ち寄ったんですね。

で、彼女があるジョークを身振り手振りを交えて披露してくれたのですが、そのジョークが僕の九州出身の友人と全く同じ笑いのジョークだったんです。

そしてその種類のジョークは東日本人はまずしないだろうなあって感じのジョークなんです。

東アジアの「笑い」を集めて、僕はいったいどこまで笑えるのかっていうのを試してみたいなあ、意外とモンゴルとかチベットの笑いとかはまるのかなあ、そういう「この国の人はどこで笑うか」なんていう本とかないかなあと思っています。

#コラム

僕のcakesの連載をまとめた恋愛本でてます。「ワイングラスのむこう側」http://goo.gl/P2k1VA

この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日はオジサンのダジャレのことです。

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