妻が「あなたが福袋を買うとしたら、何の福袋を買う？」って突然言い出したんです。

で、全く質問の意図がわからなくて、僕が目を白黒させてたら、妻が「福袋が好きな人っているじゃない。あれ、わからないんだよね。福袋を買ってきて、それを楽しめるような、心の余裕がある人が羨ましいよ」って言うんです。

福袋って、もちろん何が入っているかわからないものですよね。妻は「そんなものを買っても、まず楽しめない」そうなんですね。

大体、妻にとって「買い物って自分が色々と悩んで選ぶから楽しい」と思っているようなんですね。

それを「誰かが勝手に選んだもの」が入っていて、誰かの趣味を押しつけられるって「耐えられない」ようなんです。

「自分が選んだものじゃないモノが家にあるのがイヤ」なんだそうです。

なるほど。でも、どうしてみんなあんなに福袋が好きなんでしょうね。

やっぱりみんなは、「誰かが選んでくれてて、それが楽しい」のでしょうか。

選んでくれるのが好きな人と、自分が選ぶのが好きな妻と、大きな違いが浮かびあがってきますね。

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で、妻は「じゃあ何の詰め合わせの福袋だったら、楽しめるだろう」って考えてみたようなんですね。

まず妻としては「誰かが選んだものが家にある」っていうのが耐えられないから「消えてなくなるもの」が良いそうなんです。

あと「自分が知らない分野で色々と試してみたいモノ」とか「自分だとまず選ばなくて意外性があるモノ」がその福袋の中に見つかると良いそうなんです。

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そして冒頭の「あなたが福袋を買うとしたら、なんの福袋を買う？」になるわけですが、僕だったら「１９６０～７０年代のジャズのレコードセット」かなって思います。まあハズレがいっぱいあるのはわかってるんだけど、片っ端から聞いていくのって結構楽しめそうなんです。

そしたら妻が「なるほどね。あなたらしいね」って言うので、妻は「何の福袋」を買うかなと思って聞いてみたら、「デートできる男がたくさん入っている福袋」って答えたんです。

なるほど。確かに面白そうですよね。「福袋」だと色んなタイプの男性が入ってますからね。まあ絶対に自分だと選ばないような男性も入っているわけで、でもまあ「デートしましょうか」ってなるわけで。

そして家には残らないし、消えてなくなりますからね。

あなたなら何の福袋だったら買いますか？

#コラム

色んな質問に答えた本が出来ました。『ちょっと困っている貴女へ バーのマスターからの47の返信』 https://goo.gl/dZ32IW

bar bossaに行ってみたいと思ってくれている方に「bar bossaってこんなお店です」という文章を書きました。→ https://note.mu/bar_bossa/n/n1fd988c2dfeb

この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「昨日はずっと小説を」です。