落語会in bar bossaのお知らせ

落語のイメージって「おっちょこちょいの八っつぁんとか熊さんとかがいて、そこにご隠居が登場して色々と教えるんだけど、それがとんでもない展開に」というものではないでしょうか。

もちろんそのジャンルも面白いのですが、それとは別に、人情噺と怪談というジャンルもあります。

人情噺は「親子もの」や「夫婦もの」あるいは「主従関係もの」や「義理人情もの」と色々泣かせる話がたくさんあります。

そして怪談です。怪談ってどういうものを想像しますか? 現代のテレビでやっているのは、「交通事故にあった女性の霊がこのトンネルにはいて」とか「写真に全然知らない男性が笑って写っていた」とかそういう恐い話ですよね。

落語の怪談はもう少し「じんわりと恐い」んです。基本的に「人間の情」を扱った物語なので、「ああ、そりゃその女性、死んでも死にきれないなあ。そりゃあとりついちゃうでしょ」みたいな「イヤあな恐さ」です。

はい。扱っているのは「人間の情」なので、人と人が出会ったときに起こる「人情噺」の「良い面」ではなく「悪い面」の物語なんです。

さてそんな「怪談」をこの夏の終わりにbar bossaで味わっていただきます。

演者は蜃気楼龍玉さんです。当日は2席、そのうち1席、怪談をお話していただきます。

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ところで「芝浜」という有名な人情噺があるのですが、僕はこの話がすごく好きでして、色々とYouTubeで聞いたのですが、一度蜃気楼龍玉さんの「芝浜」を生で聞いたことがあります。

もうとにかく素晴らしいんです。この物語、やりかたによってはすごく「ベタベタな内容」になってしまうのですが、蜃気楼龍玉さんの場合、かなり抑えて「抑制の美」というのでしょうか、現代のメディアで騒がれているような表現とは対極のスタイルです。

僕は西日本出身なので「ああ、東京の人の美学ってこういうのなんだろうなあ」ととても勉強になります。

さて、そんな蜃気楼龍玉さんは「本格派」なので、2014年に第69回文化庁芸術祭新人賞を、2016年に国立演芸場花形演芸大賞を受賞しています。

そんな蜃気楼龍玉さんの本格的な落語を、bar bossaという小さい箱で目の前で体験できます。こんな貴重な体験をいかがでしょうか。夏の終わりに「涼しい本物の怪談」を是非、聞いてみてください。

9月4日(日) 16:30開場 17:00開演

場所 bar bossa http://www.barbossa.com/

木戸銭 ¥2000 ワンドリンク ¥500 合計¥2500を当日会場にてお支払い下さい。

ご予約をメールでお願いいたします。info★barbossa.com(★を@に変えて下さい)にお名前と電話番号と人数を書いてメールして下さい。

※なお少人数での開催となります。やむおえないキャンセルの場合は1週間前までにご連絡をお願いいたします。

蜃気楼龍玉さんのプロフィールはこちらです。http://rakugo-kyokai.jp/variety-entertainer/member_detail.php?uid=181

落語会4名キャンセルが出ました。貴重な機会ですので是非、当日予約お待ちしております。1時まではinfo★barbossa.com(★を@に)に1時以降は5458-4185にお電話でご連絡ください。


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