先日、あるカップルが来店して、「この週末、彼女の家に、ご両親に挨拶に行くんですけど、何かアドバイスありますか？」と言われました。

僕はどうもアドリブがきかなくて、その後、考えてみました。

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まず、僕は「人に取り入る時」、意識的にしていることは「仲良くなる」という、すごくあたりまえなことを一番に考えます。

で、相手はこれから結婚したい人のお父さんというわけなので、かなり年齢が離れていますよね。共通の趣味なんてまずみつからないですしね。

もし僕だったら、「お父さんが今までやってきた仕事の話」を色々と質問して、お父さんの「実はあれもやったんだよ」とか「こういう案件が実はすごく大変でね」という話を聞きます。

僕もそうなのですが、男性は特に「どんな仕事をしているか」「どんな仕事をしてきたか」「どこにこだわってきたか」といったことが人生の一番大きなところになっていると思うので、その話をたくさん聞きます。

そして自分の仕事の話もした方がいいと思います。すると、全く世代は違うし、やっていることは違うけど、「戦友のような、お互い頑張ってるじゃないか、これからも頑張ろうな」的な空気になると思います。

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そして一番大切なのは「お母さん」ですよね。本当はお母さんに気に入ってもらえれば、ほとんどが大丈夫ですよね。

例えばうちの娘（２７歳）が、誰か男性を連れてきたとしたら、うちの妻が「いやあ、彼すごくいい男じゃない」ってひとこと言えば、「すべてはＯＫ」なんです。

それでうちの妻をどうやって攻略したらいいのかを考えました。すごく難しいです。

うちの妻は粒餡系の和菓子が好きなんですね。で、わざわざすごく手に入りにくい、でも「すごく美味しい」と話題の、東北とか京都とか東東京の和菓子を持ってくると、まず喜びそうです。この「わざわざどこかで」っていうのが気に入りそうです。

あと、うちの妻はたぶんファッションも含めたルックスを誉められると、すごく喜ぶし、「あの彼、わかってるねえ」って言うと思うので、「お母さん、すごくお洒落なんですね」的なことを言えば、まず「つかみ」はＯＫだと思います。

あと、もし妻の料理が出てきたら、とにかくわざとらしくても良いから「うわ、これ美味しいです！」を言って欲しいです。まあこれはあたりまえですね。

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それと、やっぱり「ご両親の趣味」をすごくリサーチしておくって喜ばれますよね。

例えば、家に入ったら「ゴルフ関係」がおいてあったら、「ゴルフされるんですよね。毎年、ゴルフのためにハワイに行ってるって聞きました」とか、壁の絵を見たら、「これ、お母さんが描かれているんですか？　なんか油絵を描かれるってうかがったので」といったことを話すと良いかもですね。

リサーチしてくれているっていうのって、やっぱりすごく嬉しいですよね。

ですので、例えば僕はブルゴーニュワインが好きなんですね。それを誰かに聞いて知ってもらって、ブルゴーニュワインの美味しいのを持ってきてくれたら、本気で嬉しいかもです。

ちなみにブルゴーニュワインの美味しいのを持ってくるのって普通の人は難しいと思うんです。でも、友達のそういうのが詳しい何人かに聞けば、なんとかなるんです。そういう友達を持っているか、情報収集能力があるのかっていうのも、お父さんに披露できる良いチャンスのような気がします。

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でもまあ、ここまで書いて思ったのですが、もしうちに来たとしたら、なんか「うちの娘のこと、すごく好きなんだなあ。二人、なんかすごく仲が良いんだなあ」っていうのが伝われば、それで良いような気がしてきました。お幸せに！

#コラム

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この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「ヤフーメールって」です。