あらゆる仕事をAIがやってくれることになると、何が残るか
世の中のあらゆる仕事に、AIが進出して、人間が日々やることがなくなってしまった後、人間は何をするんだろうっていう未来予測、今、みんながしていると思うんですね。
先日、松井博さんが仰ってたのは「エンターテインメントが残るんじゃないかな」ってことでした。
確かに、音楽、小説、マンガ、映画、ミュージカル、落語や漫才のような舞台上のコメディ、サーカス、こういうのはロボットが代替できないですよね。
「いや、AIが作曲できるんだよ、小説も書けるんだよ」って話ありますよね。
それはわかるんです。僕もそれは可能だと思います。
でも、ロボットがバンドを組んで、すごく上手くロックやジャズを演奏しても、僕たちはそんなに感動しないような気がするんです。
わかりやすいところだと、フィギュアスケート、あるいは大道芸みたいなのって、人間がやるから「すごい!」ってなるんですよね。
あれをロボットがやっても「ふーん」って感じですよね。
あと、「笑わせる芸」っていうのは、かなりAIが発達しても、しばらくは無理なような気がします。
それで考えてみると、格闘技とか、戦うゲームとか、ダンスとか、エロとか、色んな人間の感情を刺激する娯楽やエンターテインメントは残りますよね。
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あと、何が残るだろうって考えてみると、「飲食店」は残ると思うんですね。
やっぱりみんな一人で家で食べるよりも、外で、お洒落して恋人や友人たちと食べたり、そのお店の人と話したりしてっていう「コミュニケーションの中のひとつとしての飲食店」っていうのが残ると思うんです。
だから、料理を運んだり注文を受けたりするのはロボットで大丈夫って思う人もいるけど、「いやいや、やっぱり人間の接客じゃなきゃ」って思う人がずっといそうです。
そして本当に人って一人では生きていけなくて、「繋がりたい」と思うから、いろんなコミュニティが出来ると思うんですね。
そのとき、やっぱり飲食店が再注目されそうな気がします。
市民センターとか、学校みたいなコミュニティも注目されるとは思うのですが、やっぱり「食」を囲んだコミュニティってみんなが自然と集まるような気がします。
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そして、いつまでたってもみんなが好きなのは「恋愛」だと思います。
たぶん「恋愛」が一番の娯楽になると僕は予測します。
まず、「恋愛感情」ってもっともっと研究されると思うんですね。
こういう遺伝子の人とこういう遺伝子の人が相性がいい、とか、いろんな情報を入力しておくと、すごくぴったりの異性を推薦してくれるとか、そういうのも発達して、全員がまんべんなく「恋愛」を出来るかもしれません。
もちろん「AVだけで満足」という人たちが今でも存在するように、「恋愛シミュレーションゲーム」に大金をつぎ込む人が今でもいるように、「AIとの恋愛、およびセックス」というのに依存する人も出てくるとは思います。そしてそれでかなり満足できるんだろうなっていうのも想像できます。
でも、やっぱり「誰か知らない人との出会い」とか「そこでわかりあえること」とか「恋に発展すること」とかが、いつまでたっても人間の一番の「楽しみや喜び」のような気がします。
たぶん「恋愛」が一番みんな夢中になるんじゃなかなあと思います。
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この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「このnote、使いやすくなりましたね」です。
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