「2回目のデートに誘いたい女性、誘いたくない女性の違いは?」に答えました。

※水曜日は質問に答えています。

【質問】

質問させていただきたいのは、「2回目のデートに誘いたい女性、誘いたくない女性の違いは?」という事についてです。

私はギリギリ20代の独身OLです。もうかれこれ5年くらい彼氏がいないのですが、それでも趣味に仕事にと楽しく生活してきました。友達も、ありがたいことに多い方だと思います。

でも、そろそろ将来を楽しく一緒に過ごせるパートナーが欲しいなぁと思い1~2ヶ月前から恋活をはじめました。(周りにもよく「30過ぎたら20代の頃より相手を探すのが難しい」と言われたのも、理由の1つとしてあります)

恋活する中で何人か男性にご飯(デートと言うべきかはわかりません)に誘われて行ってみたのですがその時楽しくお話できても、具体的に2回目のデートになかなか誘ってもらえません。

食事中は趣味の話や仕事の話などで、お互いに楽しく話せたと感じているし、帰り際には「また行きましょう!」と声をかけてくださる方が多いので、(社交辞令だとわかっていつつも)なんでだろうなぁと不思議です。

それでも今までは「まあ、自分からもう一度強く誘いたい人はまだ現れてないし、そのうち気があう人が出てくるだろう」と思っていたのですが、最近ちょっといいなぁと思う方が現れて、その人にも2回目会ってもらえなかったら悲しいなと思い、質問させていただきました。

女性からグイグイ行きすぎるのってあんまり良くない(というか発展しない)という話もよく聞くし、できれば相手に誘ってもらえると嬉しいのですが、「2回目のデートを誘いたくなる女性とそうじゃない女性」ってどう違うんでしょう?

「私自身に魅力がない」という可能性は大いにあると思うので、その場合はもうしょうがないのですが…

恋愛にブランクがありすぎてちょっとよくわからなくなってきました。

ちなみに自分自身について書くと、特段美人ではないですが、メイクもお洋服も好きで気をつけているので、まぁそれなりに普通には見えるんじゃないかと思っています。

見た目ではちょっとキツそうとか、クールそうとか言われたりはします。

趣味も多く、色んなことを調べたり実際に行ってみたりするのが好きで、提供できる話題がゼロということもありません。(多分…)

友達には「スタイルがいいから、それをおせば?」とアドバイスされたのですが、それだとヤりたいだけの人しかみてくれなさそうでちょっと嫌です。

(過去に家に上りたがる人、どうしても個室に連れて行こうとする人、やたらスキンシップが多い人などもいて、最初からそんな感じだと「ヤりたいんだなぁ」としか思えず…)

【答え】

なるほど。「2度目のデートに誘われるには」ということですね。

ちなみに、こういう質問の場合、多くの男性が「その質問者の女性の雰囲気がわからないからなんとも言えない」とよく話題になるのですが、最後の箇所で「貴女の見た目の雰囲気」についても具体的に描写していただいているので、助かります。

さて、今、bar bossaで、「知らない異性10人と出会って話す会」という名前の婚活パーティをしているのですが、いくつか気づいたことのうちの一つに「男性は自分のすごくこだわっている趣味の話をたくさん盛り上がれた女性ともう一度会って話したいと強く感じる」ようです。

bar bossaの婚活パーティは「趣味」をキーワードに人を集めているんですね。

例えば「音楽好き集まれ」という会にすると、やっぱり男性は「音楽がすごく好きな人」が来るんです。

そしてそんなときって、「音楽がとても詳しい女性」っていうのがやっぱり人気があります。

例えば男性が「僕、ジャズが好きなんです」って言うとしますよね。

それに対して女性が「ジャズ、好きなんですか。どの辺りが好きですか? コルトレーンとかマイルスですか? それとも最近のロバート・グラスパーとか聞いてます?」とかって答えると、男性って「うわー、この女性、すごく話せる。嬉しい! また会いたい!」って気持ちになっちゃうんです。

なんとなくわかっていただけますでしょうか。

さて、今まで貴女が経験したデートでも、「趣味の話や仕事の話」なんかを軽くお話しして「盛り上がったな」と感じていても、男性自身は、実は「盛り上がったな」と感じていないことがあると僕は思います。

例えば知り合ったばかりの男女がよく話す会話として「どういう食事が好きですか?」というのがあると思うのですが、まあ男性が軽く「最近、ワインが好きです」って言ったとしますよね。

そういう時に「ああ、ワイン、私もよく飲みます」って答えたとして、男性が「どういうワイン飲んでますか?」って質問して、女性の多くの場合はワインの銘柄や作り手や土壌の話をするのは好まずに、どちらかと言えば「どういうお店に行った」とか「こういうシチュエーションでこういうのを飲んで美味しかった」という話を好みますよね。

そして普通、男性はその女性の話にあわせて、「そんな良いお店があるんですか。楽しそうですねえ」とかって盛り上がったようには話します。

でも、悲しいことに男性って「ワインを飲んだシチュエーションの話」より「ワインの銘柄とかデータの話」が好きなんです。あるいはワインのお店の話なら、どんなワインリストがあって、ブルゴーニュが多いお店なのか、ビオワインが強いお店なのかとか、ソムリエはどのレストランで修行したのかとか、そういう話が好きなんです。そしてそういう話が出来る女性がいると、「彼女、すごくわかってるよね」って評価がグッと上がるんです。

これ、音楽や食べ物だけじゃなくて、ITの新しいサービスのことや、ビジネスのモデルのこと、金融のこと、政治のこと、なんでもいいのですが、とにかく男性って「自分が好きなジャンルに関してちょっと突っ込んだ蘊蓄の会話が出来る女性」を「話していて楽しい→もう一度会いたい」って感じるようなんです。

そして、そういう「自分とあう会話」がない女性を、本当にごめんなさい、「ちょっと退屈」って感じるようです。(ちなみにこれは相手が女性でなくても男性の場合も「彼は話せる」あるいは「彼と話していると退屈だ」とかって感じます)

貴女の文章を読む限り、貴女から色んな話題も提供しているようですし、色々と調べたりするのも好きということですので、会話の場自体は盛り上がっているんだと思います。

でも、「まんべんなく会話が盛り上がる」というよりも、「ピンポイントで『え!? 車、好きなの? いや、実は俺、車がもうとにかく好きで』みたいな感じで盛り上がる会話」というのがなかったのではないでしょうか。

貴女は魅力的な女性のようですし、文章の中にも「自分を客観的に見れている印象」がありますので、そんなに問題はないように感じました。ですので、本当に勝手な想像なのですが、ワーっと会話はその場で盛り上がったのだけど、男性側が「また彼女と会って、あの話をもっともっとしたいなあ」という会話や話題がなかったのでは、と想像します。

もしかして僕にはわからない他の原因かもしれませんが、僕には貴女の文章を読む限りでは、その「男性が好きな会話がなかったことかな」と思いました。違ったらすいません。

でもこの「男性が好む会話」に関しては本当に男性の勝手な気持ちです。女性が無理して男性の好みにあわせる必要なんてないようにも思います。

うちの妻なら「私の魅力がわからないなんて、つまんない男だな」って言います(本当に言うんです)。

だから、そんなこと気にしなくて良いとは思うのですが、「男性ってそういう自分が好きなジャンルのピンポイント会話が大好きで、そういう話が出来る女性ともう一度会いたいと思っている」というのは、まあ知識として知っておいても良いのではと思いました。

そしていつも僕は同じことを言ってるのですが、「そういう会話がぴたっとあう男性と出会うには、貴女が大好きなジャンルをメインとしたサークルに参加して出会う」というのが一番のようです(ボランティアとか読書サークルとかテニスクラブとか色々とありますよね)。

 ※

ところで、あと、もうひとつ気になったのは「5年間くらい彼氏がいない」という個所です。20代のその時期に5年間彼氏がいないということは、貴女はそんなに「恋愛体質」ではないんですね。

ちなみにうちの妻は「ずっと彼氏がいない時期がない」、いわゆる「途切れない」というタイプです。別れたらすぐに違う男性がいるというパターンですね。

もしかして理由は「そこ」のような気もします。だとすれば、もう少し違う考え方が必要ですね。例えば貴女の中に「男性と近づきすぎない、受け入れようとしない心理的な何か」があるのかもしれないですし、そうなてくるとまた違う話かなと思いました。

もしそちらの可能性でしたらまたメールをください。

 ※

こんな答えで良かったでしょうか。

いい人に出会えると良いですね。幸せになってくださいね。

#コラム

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僕が選曲したCDです。Happiness Played In The Bar -バーで聴く幸せ- compiled by bar bossa → https://goo.gl/tOKcGu

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bar bossaに行ってみたいと思ってくれている方に「bar bossaってこんなお店です」という文章を書きました。→ https://note.mu/bar_bossa/n/n1fd988c2dfeb

この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「髪を切りすぎたのですが」です。

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