時間によって値段が変わるお店

先日、こんなツイートを見かけました。

ちなみに飲食店で「時間が変われば値段が変わる」っていうアイディアはもともとありますよね。

よくあるのは、「5時までに来店していただいたら、ワンドリンク・サービス」とか「ドリンクは半額」というものでしょうか。

これ、要するにお客様って仕事が終わって、どこかで待ち合わせして、居酒屋に入店するのが、7時くらいなんですね。

で、5時から7時までの間、お店をガラーンと空席ばかりにするくらいなら、「ちょっとだけ安くして」お客様に来てもらおうというアイディアです。

でも、上のツイートの場合は「行列が出きるくらいなら、少し値上げすれば」という発想なんです。

それ、飲食業の人は、誰も思いつかなかったですよね。

普通、「みんなが欲しがっているもので、数が限りがあるのなら、自然と高くなる」っていう法則はわかっているはずなのに、「料理の値段を上げる」って思いつきません。

だから、すごく並んでるラーメン屋さんのランチの時間や、観光地の日曜日のカフェは「値段を2割り増し」にすればいいんですよね。

そして、ラーメン屋さんも3時から5時くらいまでって少しヒマだと思うんです。

あるいは観光地のカフェのウイークデイは少しヒマだと思うんです。

その時間は「値段を2割減」にすればいいんです。そして日曜日や祝日は「値段を2割増し」にすればいいんですよね。

それ、普通に経済の常識を考えたら、誰でも思いつくようなアイディアなのに、誰も採用していないですよね。

思うに、僕たち飲食業の人間って、「妙に儲けようとしている」のとか、「不透明な価格設定」とかって、お客様に感じ取られるのを、すごく恐れているんです。

「お客様のごちそうさまと、美味しかったと、笑顔が僕たちの喜びです。そんなにお金は興味ありません」みたいに良い人ぶっているスタイルをどうしてもとってしまうんです(ちなみに本気でお客様の美味しいと笑顔は嬉しいです)。

お客様と目の前で接しているからでしょうか、「より儲かろうとする態度」とかって、どうもとりたくないんでしょう。

 ※

でも、すごく普通に考えて、需要と供給にあわせて、「行列のお店」とか「予約がとりにくいお店」とかは、忙しい日や時間は値段をあげていいはずですよね。

そして、金曜日、どのお店でもたくさんお客様をお断りしていると思うんです。

だから「金曜日は料金が2割り増しです」ってやってもいいと思います。

そのやり方が一般的になれば、電車を乗る時間をずらす人がいるように、飲み会はウイークデイで、とか、ランチは3時に、とかって感じでもっとバラケるはずです。

それで思うのは、どんなお店でもサービスでも「時間で金額が変わる」っていうのが定着したら、もっとスムーズになりそうな気がします。

高速道路は「この時期は2割り増し」とか、電車も「この時間は2割り増し」とか、デパートも「この時間は2割り増し」といった感じです。

こういうのって、「そりゃ無理だよ」って思われそうですが、意外と定着してしまえば、「そりゃあ、需要と供給で、みんなが使いたがっている時間は高いのがあたりまえでしょ」って空気になると思うのですが、いかがでしょうか。

#コラム

お酒やバーについての僕の本です。『バーのマスターはなぜネクタイをしているのか?』 https://goo.gl/QGdp48

bar bossaに行ってみたいと思ってくれている方に「bar bossaってこんなお店です」という文章を書きました。

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時間によって値段が変わるお店

林伸次

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林伸次

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