怒りと疲れと瞑想のこと

「怒りは90秒しかもたない」という話は知ってますか? 

これ結構有名らしいのですが、例えば誰かにすごく腹が立つことを言われたとしますよね。そしたら当然「カチン!」と来ますが、その「カチン!」と怒っている時間はたったの90秒なのだそうです。

だから、その「カチン!」と来た瞬間に、急いでその腹が立つ相手から離れて、90秒たってから戻ってくるともう怒りは収まっているそうです。

 ※

でも、僕たちはその怒りを何度も思い出して「あいつほんと、腹立つなあ」って怒りなおしますよね。それを何度も何度も繰り返していると「イライラしている」という状態なんだと思います。

さて、「疲れる」って感じる原因は身体の筋肉が酷使されて疲れているんじゃなくて「脳が疲れている」そうなんですね。

たぶん脳にたくさんのストレスを与えると、「ああ、疲れた」って状況になるんだと思います。

で、そういう「腹が立つこと」とか「どうしようかって悩むこと」とかをずっと繰り返していると、脳にストレスがかかって、脳が疲れて、「ああ、なんか疲れちゃった」って感じるんだと思います。

だから疲れないためには、「腹が立つことを言うような人とは付き合わない」とか「出来るだけ悩みがない生活をおくる」といったことが良いのですが、人間そういうわけにはいかないですよね。

それで僕らは、お酒を飲んだり、良い音楽を聞いて踊ったりしてストレスを発散して、脳の疲れをとるわけです。

人によって色々とストレス発散法ってあると思います。買い物したり、旅行したり、友達と話したり、ばか食いしたり、走ったりって感じでしょうか。

で、先日、それらをこえる「すごいストレスを消し去る方法」を見つけました。

瞑想(メディテーション)です。流行ってますよね。うさんくさいですよね。

僕もそう思っていました。でも、たまたま休日に時間があったので、妻に無理矢理連れて行かれて、瞑想、やってきました。

すごく良いです。

瞑想が終わるとどういう感覚になって、どういう心の状態になるのかっていうのを、ここに詳しく書くのはやめます。というのは、「あ、林、やばいな。なんかスピリチュアル系にいっちゃったんだな」って確実に思われるからです。僕も経験しないで、誰かがそう言ってるのを聞いたら「あ、やばいなあ」って思ったはずです。

ちなみに僕は原稿が行き詰まってしまうと「30分くらい昼寝をする」というのをいつも実行していたんですね。ちょっと寝ると、すごく頭がすっきりして、もう一度原稿に向かうとサラサラと文章が進むんです。こんがらがった考えがちょうどほどけるような感覚です。

瞑想はその「ちょっと寝る」のより、もう少し身体が軽くなれます。寝ると起きるのにちょっと時間がかかって、しばらく動けないですよね。ぼんやりして最初は身体が重いです。

でも瞑想はそういう感覚ではなくて、もっとスッキリしています。

もう今は流行っているので「何をいまさら」と思われるかもしれないですが、瞑想をやると、モヤモヤとしていた悩み事なんかが綺麗になくなっているし、クリエイティブな仕事をしている方なんかもすごく効果があると思います。

僕はヨガのクラスで瞑想を覚えたので、しばらく通って、自分でも簡単に瞑想が出来るようになろうと決めました。

#コラム

山下書店さんで展開していただいてます。若い頃、24時間営業の山下書店さんで朝まで立ち読みしたのに全然優しかったのを思い出します(ちゃんと買いました)。ありがとうございます!

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この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「とか言いながら、ダメな瞑想も」です。

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