最近、シャツが臭い人が多いと思いませんか?

ここ数年の間に、シャツが臭い人が増えたような気がしませんか?

「部屋干しの臭い」と表現しているので、実際に「部屋干し」している人が増えたのでしょうか?

それとも、ずっと前からシャツが臭い人はたくさんいたのだけど、僕らの「清潔志向」が行きすぎて「僕を含めて」気になる人が増えてきたのでしょうか?

この「清潔志向の行きすぎ」の話はよく聞きますよね。

昔は誰も毎日髪の毛は洗ってなかったし、そんなに人の髪が臭いなんて思わなかった、とか、昔はそんなに人の口臭は気にしていなかったといった説です。

この「最近、臭いと思いませんか?」の話をすると、必ずあるリアクションに「日本人の食習慣が変わったのでは」というのがあります。

この話で思い出すのは、僕が昔、ブラジル・レストランで働いていたとき、「自分の身体の匂いが変わった」ことに気がついたんです。

フェジョアーダという豚の耳や鼻や臓物と豆を煮込んだブラジルの国民食がありまして、これがそのレストランの賄いで、毎日出ていたんです。

で、そこで働きはじめて半年後くらいに、「どうも自分の身体の匂いが変わったなあ」って気がついたんです。ちょっと香ばしい匂いと言いますか、でもそんなに不快ではない匂いでした。

そしてその職場を離れたら、その匂いは自分の身体からは全くしなくなったので、やっぱり毎日フェジョアーダが理由だったんだろうなあと思っています。

そういう意味で「日本人の食習慣が変わった」という理由で、「汗の匂いが変わった」というのはありうるとは思います。

あと、この臭い話をすると、「日本人の服が化学繊維を使ったものが増えたからでは」という説もよく耳にします。

繊維の目が詰まりすぎていて、雑菌の温床になってしまうのでしょうか。

それともやっぱり「部屋干し率があがった」のが一番の理由でしょうか。

実際、僕が住んでいるマンションは「布団を干しちゃいけない」んです。洗濯物をベランダに干しちゃいけないマンションも多いんですよね。

あと、女性は「あそこは女性の一人暮らしだ」ってバレないように、部屋で干しているって方も多そうです。

           ※

ちなみにこの「部屋干し」の臭い、一度付いてしまったら何度丁寧に洗濯してもとれませんよね。

それが最近、すごく簡単な「落とし方」を教えてもらいまして。

重曹が効くんです。

普通に洗濯するときに重曹を混ぜると一発であの不快な臭い、除去できます。

さらに言いますと、飲食店の布巾ですが、あれも全部、重曹でイヤな臭いは完璧になくなります。

お店が暇なときとか、閉店間際に大きいお鍋にお湯を沸かしまして、そこに重曹を入れて、お店中の布巾関係を全部入れてグラグラと煮込めば、もう完璧に「無臭状態」になります。

最終手段の塩素系の前に是非、「重曹を」です。

#エッセイ

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