結局は時代を見る力なのかな

GWの3日間休んだ間に、DVDで『プロフェッショナル』とか『プロジェクトX』とかを何枚か借りて観たんですね。

で、出てくる成功者の方たちみなさん色んな「こだわり」とか「仕事の作法」といったのがありまして、色々と語るわけです。

それを見て、「なるほどなあ。そういうトラブルはそう対応するんだなあ」とか「みんなをやる気にさせるってすごいなあ」とかなんとか色々と考えながら見てたんですね。

で、まとめてたくさん見たので、どうも気になることがありまして、成功者みんなの意見をまとめてみたら「矛盾だらけ」なんです。

例えばある人は「先例や伝統を疑え」という方針で動いているし、逆にある人は「ずっと続いてきた伝統には続いてきた良さや意味がある」とかって考えて動いているんです。

あるいはある人は「自分の考えだけに固執せずに色んな周りの意見をどんどん取り入れよう」という自由さで動いていて、逆にある人は「最初に自分が決めた方針からブレない」とかって気持ちで動いているんです。

そういう「あれれ? この人はさっき見た人と全く反対の方法論で成功している」っていう矛盾みたいなのがたくさん出てくるんです。

まあこれはまとめて見たからこそ気づいたのですが…

 ※

ところで僕、あるアーティストを好きになったら、全部の時代の作品を買うっていうのが好きなんですね。

デビューしたての頃とか、ヒット曲をあてた頃とか、年を重ねてからの作品とか、まあとにかく「まとめて聞く」と色んな発見があって面白いんです。

で、ある好きなアーティストがいまして、ずっと買ってたんですね。そしたら、ある時期に出したアルバムがこんな言い方本当に失礼なのですが完全に「駄作」だったんです。

ほんと申し訳ないけど、たぶん2度とターンテーブルにのせないだろうなってくらいの「駄作」だったんです。

実はあらかじめ、その時期がそのアーティストの「低迷期」というのは知ってて、それでも試してみようと思って買ったのですが、やっぱりダメだったんです。

でもそのアルバム、本人にとっては「ちょっと最近、売り上げが下がってきたからなんとかここで挽回しよう」というすごい「意欲作」であるのは十分こちらに伝わってくるんです。

もうとにかく「新しい試み」で録音してまして、でもそれが完全に裏目に出てるんです。

で、僕がもし、その時期のプロデューサーだったらどんなアルバムを作るだろうって考えても、やっぱり似たようなコンセプトのアルバムを作ってそうなんです。

そのくらい、そのアルバムは「仕方ない」って内容なんです。

 ※

で、まあ思うのは「時代ってやつだけはどうしようもないんだな」ってことなんです。

最初の「プロフェッショナル」とか「プロジェクトX」とかで成功していた人たちも、「時代にのれただけ」な気がするんです。

そして僕が好きなアーティストが「今一つ作」を出したのも、「時代にのれなかっただけ」のような気がするんです。

これ「運命」って言ってしまうとオカルトっぽくてイヤなのですが、「この人はこの時代にのれる」、「この人はこの時代にのれない」っていうのがどうもあるようなんです。

西崎憲さんに「ヒット曲ってどうやったら作れるんですか?」という質問をしたとき、「売れる曲を作る法則みたいなものはなくて、一番必要なのはその人の勢いみたいなもの」って言ってて、「そうなんだなあ」と感じたのですが、やっぱりそういう「その人が時代にのっているかどうか」ってことなんじゃないかなって思うんです。(そのインタビューはこちらです→ https://note.mu/bar_bossa/n/n1a0455d5ef37 )

もちろんその前に才能も必要だとは思うのですが、実は「時代をよく見通す」とか「時代にのる」とか、そういう「波のようなものを見る」というのが一番大きいのではという気がしました。

すいません。全然科学的じゃなくて…

#コラム

色んな質問に答えた本が出来ました。『ちょっと困っている貴女へ バーのマスターからの47の返信』 https://goo.gl/dZ32IW 立ち読みできます!https://goo.gl/Q6mRvL

bar bossaに行ってみたいと思ってくれている方に「bar bossaってこんなお店です」という文章を書きました。→ https://note.mu/bar_bossa/n/n1fd988c2dfeb

この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「昨日、GWあけで」です。

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結局は時代を見る力なのかな

林伸次

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林伸次

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