料理をしない、あるいはする家族

何度も書いてるのですが、僕は全く料理が出来ません。

たまに茹でるだけの麺ものとかを作るときがあるのですが、それでも不味いと妻に言われるし、実際、自分でも「美味しくないなあ」と思います。

ちなみに僕の父も全く料理が出来ません。

一度、僕が小さい頃、父と僕と二人だけでお昼ご飯という時があり、父が「よし、今日はお父さんの手料理で」と言って、チャーハンを作ったのですが、それがフライパンに油をひいて、ご飯を炒めただけのものでした。塩コショーも入ってなくて、子供ながらに「この料理はちょっとありえないんじゃないか」と思ったのを覚えています。

先日わかったのですが、兄も全く料理が出来ないそうです。

実は兄はすごく器用だし、何かとマメなので、結構作ってるんじゃないかなと思ってたので意外でした。

で、考えてみたら僕の母もそんなに料理が得意ではありませんでした。

母は祖母から料理を教えてもらったことがなかったらしく、料理は結婚前に数ヶ月、お料理教室に通っただけだと言ってました。

林家の有名な話がありまして。父と母の新婚時代に、朝、母がお味噌汁を作ってたのですが、そのお味噌汁、出汁をとらないで、お湯にお味噌を溶かしただけのモノをしばらくの間は出していたそうなんです。

ちなみに母の名誉を守るために言っておきますと、ハンバーグとかコロッケとかシチューといった洋食は得意でした。

母は仕事で忙しかったからだろうとは思うのですが、朝ご飯はトーストでした。

だから妻と結婚して、朝ご飯がご飯とお魚の焼いたのとお味噌汁と和え物と納豆が出てきたときはびっくりしました。こんな日本の正しい朝ご飯は旅館でしか食べないんだとずっと信じていました。

そして、妻の実家の人たちはみんな料理をします。

妻は弟が二人いるのですが、どちらもすごくこだわりがあって、個性的な料理を作ります。

そして妻のお父さんもお蕎麦を美味しく茹でますし、お母さんの料理もすごく美味しいんです。

そして妻の実家の食卓につくと、みんなが「これは美味しい」とか「ここの佃煮は味が変わった」とかとにかく料理への批評眼が鋭いんです。

さらにみんな飲むお酒もそれぞれが決まっていて、お父さんは日本酒をお燗で、妻はフランスの白ワイン、上の弟は本格芋焼酎、下の弟は安い焼酎のお茶割りって感じで、居酒屋状態なんです。

ちなみに僕の実家はみんなビールだけで、みんな何のこだわりもありません。

やっぱり料理が出来るとか好きとかっていうのは、食卓を囲む家族の風景が一番影響しているんだなあと思っているところです。

※ちなみに、僕が料理を作らないという話を書くと、必ず怒る人が出てくるので先に書いておきますが、父も兄も僕も料理以外の家事はやりますので。

#コラム

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この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「昨日はお店が忙しすぎて」です。

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料理をしない、あるいはする家族

林伸次

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林伸次