大人になっても、お爺さんお婆さんになっても恋愛はすること

最近、「名作、ベスト・セラーを読み直してみよう週間」をやってまして、30年ぶりに『ノルウェイの森』を読み直してるんですね。

で、読みながらどうしても気になった箇所がありまして、「レイコさん」という38歳の女性が出てくるのですが、「シワがとても魅力的なかなり年上の女性」として描かれているんです。

まあ主人公たちはみんな20歳前後だし、僕が読んだのも18歳だったので、当時は全く気にならなかったのですが、今はその設定がどうもひっかかって「レイコさん」って人がどういう人なのかどうも「顔や雰囲気」が思い浮かべられないんです。

というのは、僕の周りにたくさんの「38歳くらいの女性」がいるのですが、彼女たちは全員、「シワ」なんてないんです。「ある!」っていう38歳の女性本人からの声が聞こえてきそうですが、すいません、僕にはあるようには見えないし、レイコさんはそのシワがすごく目立っているという設定なんです。

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さらに読み進めると「緑」が主人公のワタナベくんに「人妻とのセックス」との妄想話をするのですが、その人妻が32、3歳という設定でして、さらにその人妻が「どう、私の体って凄いでしょ? あなたもう若い女の子となんかじゃ満足できないわよ」って言うんです。

ちなみに、18歳に読んだときはそのセリフも全然違和感がなかったのですが、今読むと、「ええ?! 32歳の女の子がどうしてそんな熟女っぽい会話してるんだろう?」って気になって落ち着かないんです。

あなたの周りの32歳の女の子ってそんな会話言いそうですか? 僕の周りの32歳の女の子はたぶんそんな会話は言わないはずです。

これって「アレ」ですよね。サザエさんが24才で、バカボンのママが32才で、昔は結婚や出産が若かったけど、今はもっと遅くなってきているからどうもギャップがあるって感覚ですよね。

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それで思い出したのが、先日、Yukiさんが「バイトの女の子に、40代でセックスするなんて気持ち悪いって言われたんだけど、そりゃするよ。40代だってセックスするから」という内容の文章です。→ https://note.mu/asama/n/nd38b9cca413c

そうなんですよね。

若い頃って、いい大人になったらもう恋やセックスなんてしなくなると思っちゃうんですよね。

でも実は40代になっても50代になっても、みんな普通に高校生みたいな切ない気持ちになって、ドキドキして手を握ったりキスしたり色々とするんです。

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そんなことを考えていたら、70代を越えてから老人ホームなんかで恋愛をしたりセックスをしたりするお爺さんやお婆さんのことを考え始めました。

正直、70を越えてから同じ70を越えた異性に対して「恋愛感情」を持ったり、「好きです」って伝えたり、キスしたり、セックスしたりするってちょっと気持ち悪いなあと思っていたのですが、すいません、僕がわかっていませんでした。

たぶん70を越えても、80を越えても、すごく切ない10代みたいな恋愛はするし、すごくドキドキしてキスしたりするんですね。そしてその恋愛感情の「温度」は10代でも40代でも70代でも「同じ」なんですね。

なるほど。60才を越えてから結婚する人って実際にたくさんいますよね。あの人たちも、当然のようにすごく激しい恋に落ちて、「結婚してください」って告白して、結婚式はどうしようかなって夢見たりするんですよね。

人生、長いと色んなことが起こりそうですね。『ノルウェイの森』を30年ぶりに読んで、色んなことが勉強になりました。

#コラム

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この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「妻が昔は東京の雪は」です。

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大人になっても、お爺さんお婆さんになっても恋愛はすること

林伸次

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林伸次

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