悪夢

※土曜日は読む人が激減することが判明したので個人的な話を。

僕は12時にお店を閉めて、片づけをして、最終電車に乗って、家に着くのが1時過ぎなんですね。

そこでビールをプシュっとやって、寝るのが2時くらいになります。

で、うち、なっちゃん(本名ナクル、オスです)という犬を飼ってまして、なっちゃんが5時に僕を起こしにくるんです。もうそれが自分の仕事だと信じているんです。

もう僕はとにかくいろんな抵抗を試みるのですが、なっちゃんとしては自分の朝一番の重要な仕事なので、僕がリビングの方に移動するまで許してくれません。

それで、僕の純粋な睡眠時間は3時間くらいというわけでして、このnoteの記事をアップするのが8時過ぎくらいなので、その後、少し眠りなおしをすることになります。

そういう睡眠って眠りが浅いので「悪夢が多くなる」って知ってましたか?

もうかなりの確率で悪夢に遭遇するんです。

ところで人によって「悪夢」って違いますよね。

もういい大人になっているのに、受験のことや大学の単位のことで苦しむ夢を見る、なんて話よく耳にします。

僕もそういう「学生時代の悪夢」というのは、あるヴァージョンがありまして。

僕は小学生くらいなのですが、教室の後ろの方の席で、僕は何故か下半身が真っ裸なんです。

で、みんな普通に授業を受けているのですが、僕はひとり、「ああ、この僕の下半身が真っ裸なの、バレてないかなあ」ってずっとずっと心配しているという「悪夢」です。

もちろん僕はそんな「実体験」はあるわけないのですが、その「悪夢」は定期的に僕を襲います。

夢の神様が僕に何かを伝えようとしているのはじゅうぶんわかっているのですが、何を伝えたいのかいまだにわかっていません。

あと頻繁に見る悪夢というのがありまして。

お店が混みすぎて僕が対応しきれなくなっているという状態の夢です。

bar bossaに来店していただいたことがある方はご存知かと思うのですが、僕、一人でやってるんですね。

バイトを入れたらいいのはわかっているのですが、どうも僕が人を雇えなくて、まあ一人でやってるんです。

で、週末とかはすごくバタバタしていまして、そのバタバタの過剰なヴァージョンの悪夢を見るんです。

注文がもうたまりにたまっていて、グラスも洗えてなくて、もう帰ろうとしているお客さまがいて僕に「チェックお願いします」って言ってて、入り口では「すいません。3名です」というお客さまがいて、じゃあ僕はあのお客さまのお会計をして、その間、待っていただいて、とか思っていたら、「注文、お願いします!」って言ってるお客さまがいて、そんなときにお店の電話が鳴っているという状態です。

その夢を本当に何度も何度も見るんです。

そして、青ざめた顔でリビングの方に行って、妻に「お店がすごく混んでる夢を見た」って言うと、妻が「夢の中でまで働かなくて良いのに」っていう冗談を必ず言うんです。

「全然お客さまが来ない」という方がどちらかというと悪夢なのですが、いつも「混んでる悪夢」なんですよねえ。

たぶん、お店をやめてもこの夢はずっと見るんだろうなあって今からわかっています。

僕のcakesの連載をまとめた恋愛本でてます。「ワイングラスのむこう側」http://goo.gl/P2k1VA

#コラム

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