困った話と悔しかった話を聞く

タクシーに乗ったとき、どうしてますか? 

タクシーの運転手さんが「暑いですね」とか「景気、どうですか?」とか話しかけてきますよね。 

あれ、タクシーの運転手さんに「どうして話しかけるのか」を質問してみたところ、「個室で、1対1なので、何かトラブルが起こらないように、話しかけておいて、親しい空気を作っておく」というのが一番のねらいだそうです。 

さて、それに対して、「話しかけないで」と表現するには、「寝る」か「携帯電話を取り出して、何か作業を始める」というのをすると、まずタクシーの運転手の方は話すのをやめてくれます。 

ちなみに、僕は、「あ、この運転手さん、話好きなんだ。でも天気の話ばかりだとつまんないなあ」と感じたら、こうやって切り出します。 

「今まで、一番困ったことって何ですか?」 

これは本当に面白い答えが返ってきます。「え! 本当にそんなお客さん、いるの?」っていう、すごく「困った経験」を教えてくれます。 

さらに「どういうタイプの人が困ります?」とか「どの場所でお客さんを拾うと困ることがあります?」という質問も盛り上がります。 

ちなみに「困るお客さんが乗る場所」は東京ではほぼ全ての運転手さんが「新宿」と答えます。でも、「新宿だと、すごく長距離のお客さんを拾えることがあるし、まず人が多いから確実にお客さんが拾えるので、新宿に行ってしまう」と答えます。 

この「今まで一番困ったこと」は飲食店のサービスの人や、あるいは普通のお店の店員さんでも大体すごく面白い「そんなお客さん、いるの?」という話を教えてくれます。

 ※ 

フリーで結構活躍されているライターさんやカメラマンさんといった人たちに確実に「すごく面白い話」を聞ける質問というのもありまして、「今まで一番悔しかったことって何ですか?」というものです。 

「え、出版社の方ってそんなことを要求してくることがあるんだ」っていう、すごく「!?!」な話を聞けることがありますし、「え、広告代理店の人ってそんな駆け引きをしてくるんですね!」みたいなすごい話も聞けます(もちろん出版社や広告代理店の方で素敵な方はたくさんいらっしゃいます。というか、素敵な方ばかりです。怒らないでくださいね!)。 

さて、この「今まで一番、悔しかったことって何ですか?」という質問ですが、もちろん、普通のお勤めの方にも応用がききます。 

「え、そんな上司ってこの世界にいるの?」みたいな、すごくイヤな上司の経験を聞くことも出来ますし、「え、そんな取引先の人っているんですね。うわあ、でも頭、下げたんですか。悔しいですね」という話も聞けます。 

 ※ 

いつも思うのは、「こんな幸せなことがありました」という話はあまり面白くありません。人って不思議なものです。 

そして人って不思議なもので「困った経験や悔しい経験」って、何故かすごく「場が盛り上がります」し「一体感」が得られます。是非、お試しください(笑)。

#コラム

色んな質問に答えた本が出来ました。『ちょっと困っている貴女へ バーのマスターからの47の返信』 https://goo.gl/dZ32IW 立ち読みできます!https://goo.gl/Q6mRvL 

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この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「昨日は」です。

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林伸次

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林伸次

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