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僕の前情報のことと、11月30日の日記

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※土曜日は読む人が激減することが判明したので個人的な話を。

「バーをやろう」って言い出したのは妻の方なんですね。

妻は1980年前後にコムデギャルソンやニュー・ウェーブが好きで、港区(今の感じとは違います)とかで遊んでいたタイプなので、「バーを経営する」って、「本当にお洒落な人たちだけが集うカッコいい場所を作る」って意味なんです。

で、bar bossaを始めるときにこんなことを言ってまして。

「バーの店主がメディアに出るなんて格好悪い。そのバーの常連のお客さんは、『ああ、ボッサの林さんってお調子者で面白いよね。実はああ見えて奥さんと娘さんいるんだよね』って感じで知ってるけど、他の、お店に行ったこともない人がそういう情報を知っているのは格好悪い」

まあ確かに「バー」って本来、そういうものなんです。一部の都市生活者だけが通う場所で、そこに通った人たちだけが、マスターのことや、お店でどんなお酒が美味しいか、どんな音楽がかかっているのかを知っているものなんです。

そして閉店した後に、誰か有名な作家がエッセイでちょこっと思い出を書いたり、「○○も通ってた」とかって伝説になるのが「都市のバーの役目」なんです。

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