同窓会婚活の可能性
僕、小沢健二の一才年下なんですね。
それを30代後半の女性に言うと、ほぼ全員が「え~!!」って驚くんです。
その「驚く理由」は要するに「あの若くてカッコいいオザケンが、このオジサンの林さんの年上なんてありえない!」っていうことなんです。
で、毎回「いやいや、ちょっとよく考えてみてください。フリッパーズ・ギターって僕が20才の時にデビューしているから云々」と説明すると「そうかあ、オザケンって今もう結構オジサンなんだ」ってなるんです。
この現象ってどうしてなんだろうってずっと気になってまして、先日、ある女性からこういう説明を受けました。
その彼女がオザケンに初めて出会ったとき、「オザケンは20代前半の若いお兄さん」だったらしいんですね。
で、もちろんオザケンはそれなりに年齢は重ねているのはわかっているのだけど、でも、心の中ではなんとなく初めて会った時の20代前半のイメージが残っているからなんだそうです。
なるほど。
初めて出会ったときに、「その人が何才だったか」で、その人のイメージは固定されてしまうワケなんですね。
逆にその彼女が「今度、44才のオジサンと食事するんだけど」って言ってまして、「ええと、僕(林)は46才なんだけど、例えば僕と食事に行くことになったら『46才のオジサンと食事するんだけど』になっちゃうワケなんですね」って僕が悲しく突っ込んだんですね。
そしたら「林さんはオジサンじゃないんです。というのは、私が初めて林さんに会ったとき、林さんは30才くらいだったんで、私の中で林さんは30才くらいの人のイメージなんです。で、その44才のオジサンはつい先日お会いした人なんで、最初から44才のイメージなんです」
これまたなるほどです。
やっぱり人って「出会ったときの年齢がいくつなのか」でイメージは決まってしまうということなんです。
だから「今日、初めて僕に出会う人は、僕のことは46才のオジサン」という印象なんでしょう。
※
これって、アレですよね。
同窓会で再会して、結構いいオジサンといいオバサンが激しい恋に落ちたりしますよね。
あれって「相手のイメージが18才くらいで止まっているから」なんですよね。
目の前にいる人に、今、初めて会ったのなら「58才のオジサン」とかに見えるわけですが、18才の時に「ねえ、渡辺くんって好きな人いるの?」なんて話をした経験があるから、40年たっていてもオジサンには見えないというわけなんです。
ということは、あることに気がついたのですが、「婚活のようなもの」ってやっぱり同窓会とか、かつての職場の同僚の集まりとかでやると「ちょうど良いマッチング」があるのではないでしょうか。
そういう意味で、やっぱりみんなFBが有効だと感じているのでしょうか。
同窓会やかつての職場の知り合いを集めてかつて知っていた人どうしで婚活をする、いわゆる「同窓会婚活」って言葉、アリなような気がしてきました。
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