「告白された男性に一か月でふられたのですが」に答えました。
※水曜日は質問に答えています。
【質問】
はじめまして。noteもcakesも連載楽しく読ませていただいております。
30代の独身女性です。
出会ってすぐに意気投合し、1ヶ月で告白され、1ヶ月しか付き合っていない年下の彼氏にふられてしまいました。
とても誠実で真面目な方だったので、短い期間で終わってしまったことに驚きを隠せません。
別れの理由としては、“付き合う”ということ自体が面倒になったこと、
しばらくは誰とも付き合う気はなく、仕事に専念するべきと気づいたこと。また、付き合ってみて、「なんか違うかも」と感じた、と言われました。
男性が、告白するほどに好きと思った相手に対して、付き合って少しの時間で”違う”と感じてかつ、「別れ」を決断をしてしまうのはどういう時でしょうか。
私は、人は「違う」からこそコミュニケーションが必要だし、「付き合う」って、お互いの不満や欲望の落としどころを探っていって、改善し合って、心地いい関係を少しずつつくっていくものだと思っており、感覚がわかりません。
また、あまり会えず、電話やメールでのコミュニケーションですらとれていなかったのですが、どうやって彼が思った”違う”ところ(=私のマイナス点)を直すチャンスをもらい、もう少し続けてみようと思ってもらえたのでしょうか。多忙で疲れていることが別れの理由であるならば、私はただ、何も言わずに微笑み、癒しに徹して、求められるがままにSEXをしていれば良かったのかなあと反省しています。
社会人になってからの恋愛は、短いものばかり。最初につまづいて別れてしまいます。(※昔は普通に3年間とかつき合っているんですが…)
これはもう恋愛の仕方を年齢とともに変えて行かなければいけないということかな、と悩んでおります。
30代に入り、結婚も視野に入れたい中で、こんな単発な恋愛繰り返していてはいけないと思っていますが、もう「付き合う」ということが分からなくなってしまいました…。
【答え】
そうですか。なかなかつらい経験をされましたね。
ちょっとこれから貴女にはつらいことを書くかもしれませんが、傷つかないでくださいね。
まず、向こうから好きで告白してきたのに「なんか違うかも」って思われたということですが、普通に考えて、「つきあい始めてから、後で気がついた貴女のマイナス点があった」ということだと思います。
そして貴女が言うように「人は違うからこそコミュニケーションをとって色んな落としどころを探っていくべき」だと僕も思います。
でも彼がそうしないで、1ヶ月で別れを提案したということは、「あ、この女性は違うな」って感じる何かが具体的にあって、「落としどころを探すのも無理かも」って感じたんだと想像します。
いったい何なんでしょうか?
僕は貴女と付き合っていないからわかりません。
でも、普通に考えて「向こうから告白して、1ヶ月で別れを言われる」っていうのは、貴女はルックスや性格なんかの印象がとても良いのだけど、付き合ってみると「あれ?」っていう部分があったのだと想像します。
男性が「別れよう」と考える理由がいくつかあります。
一番あるのが「面倒くさいと感じる」です。これは色々と原因があります。
まず「束縛する」ですね。その日は男友達と遊びたかったのに勝手にデートの予定を入れられるとか、「昨日は誰と会っていたの?」とか詮索ばかりするとかって感じでしょうか。
あるいは、「自分の興味ある話ばかりして、それをちゃんと聞いていないとふてくされてしまう」というような「自分勝手な言動や行動」も「面倒くさいなあ」と感じますね。
また「食事は○○じゃなきゃいや、あるいは○○は食べられない」とか「私、ああいう人たち、どうも苦手」とか「男はこういう時にはこういう風にすべき」とかって感じで「偏った好みや偏った要求」がある場合も「面倒くさいなあ」と感じます。
「面倒くさいなあ」以外に「別れよう」と思うのは「金銭感覚が違う」とか「誰かや何かを否定ばっかりする」とかって感じでしょうか。
後は「プライドを傷つける」というのも男性はイヤがりますね。「男性が所属しているグループや学校や職場、出身地、出身階級、もちろんその男性の能力」なんかを否定するとイヤがります。
どうでしょうか? どれか思い当たることはありましたか?
※
「どうやったら私のマイナス点を言ってもらって直すチャンスを」の件ですが、やっぱり別れを言い出されたその瞬間にちゃんと聞くべきだったと思います。
「何か違うってどういうこと? 具体的に何?」って聞くべきだったと思います。
彼は「忙しい」とかなんとか色々と言ってるとは思いますが、ほとんどが言い訳で「貴女を傷つけたくないだけ」だと思います。
本当は何か具体的な決定的な「貴女のマイナス点」を感じたんだと思います。
※
「何も言わずに、癒しに徹し、求められるがままにセックスも」の件ですが、そんな「便利な女性」になる必要は全然ないと思いますよ。逆にそういう女性を求める男性ってその後結婚してもうまくいかないと思います。
※
「恋愛の仕方を変えていかなければ」の件ですが、もしかしてそうなのかもしれないですね。
もし可能でしたら、今まで付き合ったことのある男性に連絡をして、「私ってどういうところがイヤだった?」って質問してみるのはいかがでしょうか?
男性は別れるときは「君のこういうところがイヤだから別れたい」なんてまず言いません。他の理由で出来るだけ女性を傷つけないようにします。
でも、本当は何か確実に「ああ、この女性のこういうところがイヤだなあ」って感じていると思います。
それを一度、聞いてみるのはいかがでしょうか。
指摘されるとすごく貴女は傷つくかとは思いますが、「あ、そうだったんだ」って気がつくことはたくさんあると思います。そして、それを今後の恋愛に役立てみるのはどうでしょうか。
※
でも、もちろん、「私の良さがわからないなんて、ほんと、ダメな男だなあ。そういう男は他にいるはず。次を探そう」というのも「アリ」だと思います。ちなみに僕の妻はそういう風に考えるようです。
こんな答えで良かったでしょうか。今度こそ幸せになってくださいね。
恋愛小説書きました。こちらで全文読めます。
この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「十穀米にしたら」です。
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