怒らない話

※土曜日は読む人が激減することが判明したので個人的な話を。

先日、夢の中に父が出てきて、すごく僕に怒ってたんです。

父は本当に怒らない人で、今まで怒っているのは1回しか見たことないので、夢とはいえ、びっくりしてしまいました。

そう言えば、僕の兄も全く怒らない人で、小さい頃に兄弟喧嘩をしたときのことを除けば、兄が怒っているのを見たことがありません。

もしかして二人とも、僕が知らないところでは怒っているのかもしれないのですが、「穏やか」というわけではなく、「怒らない」というイメージがすごくあります。

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ところで僕も怒りません。

もちろんお店のことや日々のあれこれで「ほんと、こういうのイヤだなあ」と不快感を表現することはあるのですが、「怒る」というのはまずありません。

どうして自分は怒らないんだろう、とたまにぼんやり考えることがありまして、こんな理由があるかなと思います。

1.怒ってもどうにもならないと思っている。

2.怒るのってみっともないと思っている。

3.不快感から怒りへのスイッチの火が着火しない。

4.怒ることという感情表現自体が嫌いで、避けている。

5.プライドがすごく低いかすごく高くて、まだ怒るような事態に遭遇したことがない。

たぶん、4なんだろうなと自分では思っています。

というのは怒っている人を見るのもイヤだし、自分が怒るなんてすごくイヤなんです。

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ところで「僕は怒らない」ということを言ったり書いたりすると、必ず「たまにはおもいっきり怒った方が良いですよ」と言う人が出てきます。

その人たちの意見をよくよく聞いてみると「怒らない状態はストレスがすごくたまっているので、たまには『このやろー! ドカーン!』と怒って、すっきりした方が良い」ということなんです。

そういう意味では僕は怒らないからといって、全然ストレスのようなものはたまっていません。

というか、逆に「このやろー! ドカーン!」って怒ってしまうと、そちらの方がストレスになりそうです。

「笑うこと」って身体に良い、ってよく言いますよね。「何かを好きになったり、誰かに好きって思われたりする」のも心の安定になるってよく言われますよね。

そういう意味で、「怒ること」ってあまり心や身体に良くないと思うのですが、いかがでしょうか。

#コラム

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