浪曲会のお知らせ

音楽、あるいは歌って、世界のどんな地域にも自然発生的に生まれてきたと思います。

そういう自然発生的に生まれてきた音楽の種類を、検索しないで、本も見ないで、どんな種類があるか想像してみました。

1.労働のための音楽

田や畑で農作業をしているとき、あるいは海で漁業をしているとき、作業を楽にさせるために自然と「歌」が生まれたと思います。

2.宗教のための音楽

世界中のありとあらゆる教会や寺院、そして収穫の後で神に感謝する踊りや音楽、死者への祈りの歌、様々な宗教的な音楽があります。

3.愛を伝える音楽

これも世界中どこまでいってもあります。ヨーロッパで女性の部屋の下で歌う人、あるいは日本の和歌もその系統の歌かもしれません。

4.舞台や道で集まってきた人を楽しませる音楽

これまた世界中いろんなスタイルがありますよね。大昔からあるような気がしますが、やはり近代以降、一般大衆に余暇が生まれ、彼らが楽しむエンターテインメントとして発達したのではないでしょうか。

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さて、bar bossaでは、落語や講談を紹介してきましたが、今回は浪曲を紹介いたします。

浪曲は上で分類するところの4番目の音楽です。

浪曲は、明治初期から始まりました。浪花節とも呼ばれます。三味線を伴奏に物語を話す部分と歌の部分が交互に繰り広げられます。物語は任侠ものや仇討ちもの、親子の愛情ものや出世ものと「日本人の心をグッとさせるもの」が多いです。

さて、bar bossaが紹介するのは浪曲界のニュー・ウェーブ玉川太福さんです。 http://tamagawadaifuku.sakura.ne.jp/ 1979年新潟市生まれの太福さんはコント作家になるべく放送作家事務所で働くものの、コントを書く機会を与えられず、みずから舞台でコントを始めます。その後、玉川福太郎という浪曲師に出会い、玉川福太郎の魅力と「自らの台本を浪曲でやってみたらどうなるか?」という興味の中で入門を決意しました。しかし、師匠・玉川福太郎が不慮の事故により他界し、入門3ヶ月足らずで師匠を失うという状況になりましたが浪曲師を続ける事を決意しました。

そしてその太福さんの浪曲には、もちろん三味線の伴奏がつくわけですが、その三味線を演奏するのは玉川福太郎の奥様である玉川みね子さんです。http://goo.gl/NiFMLC 当日、ご来場いただいた方は全員が驚くことになると思うのですが、浪曲の歌と三味線の演奏は全てアドリブです。まるでジャズのインプロビゼーションのような掛け合いが繰り広げられます。これが本当に素晴らしいので是非、ご期待ください。

さて、21世紀の日本を生きるみなさんにとって、「浪曲」ってどんなイメージでしょうか。いや、もしかしてイメージなんてないかもしれないですよね。浪曲、基本的には浪曲師が舞台でお話を語るのですが、やっぱり「歌」です。太福さんの歌のグルーブ感はすごいですよ。そして、とにかくずっと笑いっぱなしで、突然ホロッと涙を誘われる、「極上の時間」をお約束いたします。

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6月19日(日) 16:30開場 17:00スタート

場所 bar bossa http://www.barbossa.com/

木戸銭 ¥2000 ワンドリンク ¥500 合計¥2500を当日会場にてお支払い下さい。

ご予約をメールでお願いいたします。info★barbossa.com(★を@に変えて下さい)にお名前と電話番号と人数を書いてメールして下さい。

玉川太福さん、こんなに近くでたっぷり楽しめるなんてめったにない機会です。是非、ご応募、お待ちしております。

※なお少人数での開催となります。やむおえないキャンセルの場合は1週間前までにご連絡をお願いいたします。

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