中学の時にバスケをやってたこと

なぜか僕は「おもいっきり文化系男子」だと思われていて、「体育会系とか好きですよ。中学の時、おもいっきり本気でバスケやってましたし」と言うとかなりびっくりされるので、中学の時のバスケの話です。

小学生の時は本ばっかり読んでいて、このままだとちょっとマズイかもと母が判断したのか、中学に上がるときに「あなたは何かスポーツのクラブに入りなさい」と言われ、僕もその方が良いかなと思い、スポーツ系のクラブをチェックしました。

野球は小さい頃からやっている人たちが既に上手いのでレギュラーにはなれなさそうだし、サッカーは先輩が怖いと評判だったのでやめて、バスケは女の子にモテそうなので、バスケを選びました。

ちなみに僕は身長は170センチなのですが、小学生の時は並ぶ順番は常に後ろから2番目で、「自分は背が高い」と信じていたこともあって、バスケが向いてるかなと思いました。中学卒業時にはもちろん並ぶ順番は真ん中にまで落ちましたが…

そのバスケ部はかなり本気なところで、日曜も夏休みも毎日ずっと練習で、練習のない日はお正月だけだったように記憶しています。今、考えるとよくあの中学の夏休み全部を朝から夕方までボールを追いかけて走っていたなと自分で感心します。

ちなみに僕はそんなに器用じゃないので、決して上手い方じゃなかったのですが、ぎりぎりスターティング・メンバーでした。たぶん足を引っ張っていたと思います。

僕たちの学年のチームは結構、成績が良くて、県内でベスト8まで行きました。最後の試合の終わりから数分前に「あ、負けたかも」って思って足と気持ちが動かなくなった瞬間を今でも覚えています。

あの時のチームのメンバーの顔は今でもありありと思い出せます。今、考えてみると、ひとりひとり育った環境や性格がかなり違う中学生の男子5人なのに、大きな喧嘩をすることもなく3年間ずっと顔をつきあわせて、よくあのボールを追いかける作業を続けられたなと思います。

性格や考え方が全く違う人間同士でも、「チーム」を作って、ひとつの方に向かって走り続けることの喜びをあの時に学びました。

ちなみにあれだけ毎日顔を付き合わせて一緒に走っていた彼らとは一人以外は中学を卒業してから全く連絡はとっていません。たぶん僕だけではなく、彼ら同士も連絡はとっていないような気がします。

あ、そうだ。ある一人は、偶然、東京の道ですれ違って「あれ、久しぶり」「どう?」「うん。まあまあ」みたいな会話をして別れました。上手く言えないけど、それでもわかりあえる関係なんだと思います。

  ※

お子さまがいる方、中学にあがるとき、強制的に運動部に入らせるの、自信を持っておすすめしますよ。

#コラム

飲食店って本当に面白いなあって感じの本を出しました。『バーのマスターは「おかわり」をすすめない 飲食店経営がいつだってこんなに楽しい理由』 https://goo.gl/oACxGp

bar bossaに行ってみたいと思ってくれている方に「bar bossaってこんなお店です」という文章を書きました。→ https://note.mu/bar_bossa/n/n1fd988c2dfeb

この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「歌舞伎にいつか行く日がくるのだろうか」です。

ここから先は

160字

¥ 100

サポートしたいと思ってくれた方、『結局、人の悩みは人間関係』を買っていただいた方が嬉しいです。それはもう持ってる、という方、お友達にプレゼントとかいかがでしょうか。