渋谷がますますゴチャゴチャしてきて、僕は好きです

渋谷に「MEGAドンキ」という、すごく大きいドンキホーテが出きたんですね。

ドンキホーテ、好きですか? たぶん多くのお洒落な人たちが、ドンキホーテって嫌いなのではと思います。

ちなみにうちの妻も、「うわ、このビル、ドンキホーテになっちゃったんだ。なんか日本中全部ドンキホーテになっちゃうよ」みたいなことを言ってまして、まあそう感じますよね。

ところで僕は、毎日渋谷のセンター街を通ったり、この道を通ったりしてるんですね。

はっきり言って、もう全然、美しくないんです。でも、僕としては大好きでして。

 ※

今、渋谷って、ほんと外国人だらけで、もうとにかく全地域の外国人が渋谷に集結しているんです。

そしてその人たち、ドンキホーテ、大好きなんです。

やっぱりあの「ゴチャゴチャ感」が「日本に来たぞ~」って感じがしてドンキホーテに吸い込まれちゃうんじゃないかなって思うんです。

 ※

話はそれるのですが、こういう「ゴチャゴチャ感」って日本人特有の感覚なのでしょうか。あるいは東アジア特有の、あるいはアジア特有の感覚なのでしょうか。

で、江戸時代ってこういう「ゴチャゴチャ感」ってなかったのでしょうか。

これって戦後なのか、あるいは明治以降なのか、あるいはここ最近なのか、そういう「街を作る意識」って国や民族や文化によって違いますよね。

そういうの研究している人っていないのでしょうか。出きればそういう本とかドキュメンタリーとか見てみたいです。

 ※

話、戻ります。

これを読んでいるほとんどの方が「渋谷って苦手」って思っていると想像します。

でも、これだけ外国人や日本中の若者が「一度は渋谷に行っとかなきゃ」って思って、わざわざ足を運んで、写真を撮りまくっているのは、やっぱり渋谷に「他の街にはない、すごい魅力」を感じているからだと思うんです。

僕、渋谷で20年、お店をやっているので、故郷の徳島で過ごした18年より、渋谷の方がもう長いんですね。

だから、やっぱり渋谷が一番落ち着くし、渋谷が一番面白いし、渋谷の変なお店とか、外国人がどんなお店や商品に興味を持っているのかを見るのが一番好きなんですね。

例えば、ドンキホーテがこういう「パクチー・コーナー」を作って、渋谷の若者が「やっぱりパクチー、美味しいよね。今、パクチー、来てるよね」とか言ってて、外国人がそのコーナーを不思議そうに眺めて(この時は東南アジア人がすごくチェックしてました)、そしておそらく、この文章を読んでいるお洒落な人たちが「あ、ドンキでそんなコーナーあるんだ。じゃあパクチーを好きって言うの、もうお洒落じゃないかも」って感じ取ったりする、その「渋谷の街の空気」っていうのがすごく好きなんです。

ウッディ・アレンがNYをいつも「まあ色々とあるけど、すごく好きな街なんだ」って感じで表現しますよね。

ああいう感じで、僕も渋谷をちゃんと書き留めて置きたいなといつも思います。

やっぱりこのゴチャゴチャ感とか、どうも上品になれない感じとか、サッカーで勝ったらスクランブル交差点に集まってくる感じとか、そういうの全部含めて好きなんです。

ちなみにドンキホーテ、商品構成、面白いです。すごくせめてますよ。

で、思うのは、ドンキホーテのライバル店がもっと欲しいです。

例えば「アニメの人たちがセレクトした椅子や食品が売ってるデパート」や「ゲームやITの人たちが楽しめるお洒落な近未来的なゲームセンター兼カフェ」とか、そういうお店がもっと出てこないかなと、渋谷を歩きながら夢見ています。

#コラム

色んな質問に答えた本が出来ました。『ちょっと困っている貴女へ バーのマスターからの47の返信』 https://goo.gl/dZ32IW 立ち読みできます!
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bar bossaに行ってみたいと思ってくれている方に「bar bossaってこんなお店です」という文章を書きました。→ https://note.mu/bar_bossa/n/n1fd988c2dfeb

この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「昨日は蛍を見にいかなかった」です。

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渋谷がますますゴチャゴチャしてきて、僕は好きです

林伸次

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林伸次

何度も読み返したい素敵な文章の数々vol.10