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『ワイングラスのむこう側』が3月26日に発売します

※土曜日は読む人が激減することが判明したので個人的な話を。

3月26日にcakesの連載をまとめた本『ワイングラスの向こう側』が出ます。→ http://goo.gl/bZ85v5

ちなみに以前『バーのマスターはなぜネクタイをしているのか?』という本を出した時、20年来の元編集者の友人にこう忠告されました。

「林くんは出版の素人なんだから何にも口出しはしない方が良いよ。書籍って、その出版社の都合や、編集者がこうしたいっていう思いなんかが色々あって、著者がわかってないのに色々と口出ししたら、まずダメな本が出来るんだよね」

まあ僕は素直なのでそれに従ったところ、上手く行ったので、今回も「全部お任せ」です。

元々、cakesの連載は大熊信さんという編集者が結構僕の文章に手を加えています。

ちょっと炎上しそうな内容はカットしてくれたり、僕の手癖のようなくどい言い回しは別の表現に変えてくれたりしています。

そして、今回の本、cakes連載の中から選んでいるのですが、それももちろん担当の斎数賢一郎さんにお任せです。

帯もすごいことになっています。「あなたに恋人ができない理由、知っていますか?」とあります。うわあ、これ、書店で手に取りますよね。僕も手に取っちゃうと思います。

ちなみに斎数賢一郎さんは以前は東浩紀さんとかを担当していた相当かたい編集者なのですが、こういう本を手がけるとこんな風に上手く作ってくれるんですね。

デザインは川名潤さんです。出版業界の方はもちろん「おおお!」って驚くくらい有名な方なんですよね。

ちなみに川名潤さんは僕がライナーを書いたボサノヴァのCDを持っているくらい「音楽好き」な方で、本のサブタイトルで「um abraco para todos」はジョアン・ジルベルトの「um abraco no Bonfa(ボンファに捧ぐ)」にちなみました。→このポルトガル語は僕がブラジルレストランで働いていた頃の友人松原さおりにお願いしました。さおり、ありがとう!

               ※

みなさんもお仕事で何かを作られたりしていますよね。

本や映画や音楽やCMの場合もあるし、商品やお店や新しいサービスやシステムだったりする人もいると思います。

で、やっぱりこういう「もの」って1人じゃ作れないんですよね。

いろんな人が関わって、やっと形にして、印刷会社の方に刷ってもらって、流通の方に配送してもらって、書店の方に並べてもらって、そしてやっとお客さまのところに届くわけです。

なんだか僕が毎晩カウンターでお客さまにお酒を出しながら、「あ、このキスの話、今度書いてみよう」なんて思っていたのが、こんな風に「いろんな人の手助けで」一冊になるって不思議です。

この本が売れると色んな人が喜んでくれます。

担当編集者や営業をしてくれている方はもちろん、cakes社員のみんなも喜んでくれそうです。

飲食店で働いている友人たち、一緒にCDを作った音楽関係の人、僕の文章をチェックしてくれている色んな編集者さんも喜んでくれそうです。

最近、すごく意外な場所で「林さん、読んでますよ」って言われることがあるんですね。

例えばヨガのスタジオだったり、フェルミエさんというチーズ屋さんだったり、学生時代の友人だったり、昔レコード屋で一緒に働いた友人だったり、bar bossaに昔から来てくれているお客さまだったりと色々です。

その人たちも喜んでくれそうです。

娘は喜んでくれるかなあ、ちょっとイヤがるかなあと不安です。

妻はたぶん喜んでくれそうです。売れるとたぶんエステの回数が増えそうです。

それではよろしくお願いいたします。

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