僕の文章を読んでから来店した方が「想像してた感じと違う」と思うこと

※土日は読む人が激減することが判明したので個人的な話を。

僕のこういう文章を先に読んでから、bar bossaに来店していただく方、おかげさまで最近たくさんいまして、でも多くの方が「想像していた感じと違った」って仰るんです。

よくあるパターンは「もっと年が上で、おじさまって感じを思ってた」というものです。

これは僕が「バーを20年やっている」とか「27歳の娘がいる」って書いていたり、妙に上から目線で「若いうちにこういう風にしておくと良いと思うよ」みたいなことを書いているからだと思います。

ええと、そんなにお爺さんではないです。オザケンの1才下と思ってください。あ、でも、もちろんオザケンみたいに爽やかでカッコよくはないです。ボーダーもチェックも着てないです。

 ※

あと、どう言えばいいのでしょうか、「もっと優しそうで、誠実そうで、温かい人」みたいなのを想像されることもあるようです。

これはおそらく「水曜日の質問コーナー」が原因なのではと思っています。

僕はうちに27才の娘がいるので、そのくらいの年齢とか、それよりももっと若い女性からの「相談事」みたいな感じになると、どうしても「娘みたい」に思って、答えてしまうんです。

「ああ、18才っていうと、娘があの頃だなあ。悩んでるんだろうなあ」とかって考えてしまうので、どうしても「良い人風」になってしまうんです。

先に言っておきますが、決してそんなに「良い人」ではありません。冷たいってよく言われるし、実際冷たいです。

 ※

あと、男性でよくあるのが、「音楽とか映画とか色々と詳しい文化系趣味の良いおじさま」みたいなのを僕に期待して、僕に話しかけるというものです。松浦弥太郎~植草甚一的なラインを想像してくれている感じでしょうか。確かにバーやカフェ経営にそういう男性、すごく多いです。ほぼ全員がそうだといっても過言ではないと思います。他のバーやカフェではマスターにそうやって話しかけるべきでしょう。

でも僕はいたってそういう文科系趣味の良い系男性ではありません。

もちろん僕は音楽や本はすごく好きだし、毎日レコード屋や本屋に行ってるのですが、小津の話やスピーカーの話や良い靴の保存の仕方の話なんかは全く出来ません。

男の子っぽい話はほとんど出来ないと思っていただいていいかと思います。一生使える万年筆や、ボブ・ディランの話は出来ません。

心の中に女の子を抱えたおじさんと思っていただいて良いかと思います。心の中に男の子はいません…

 ※

正直、すごく下世話でお調子者です。

例えば、好きな話は「こういうビジネスをすると儲かる」とか「これが流行っているのはこういう理由だ」とか、そういうマーケティングっぽいものです。僕と話して「元気」も貰えないと思うし、月の話や妖精の話もしません…

というわけでお店でお待ちしております!

#コラム

色んな質問に答えた本が出来ました。『ちょっと困っている貴女へ バーのマスターからの47の返信』 https://goo.gl/dZ32IW 立ち読みできます!https://goo.gl/Q6mRvL

bar bossaに行ってみたいと思ってくれている方に「bar bossaってこんなお店です」という文章を書きました。→ https://note.mu/bar_bossa/n/n1fd988c2dfeb

この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「インスタグラム、どういうのが受けるのか」です。

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