僕が電車で泣いている赤ちゃんに変顔で笑いかけるのは

先日、電車に乗っていたら、知的障害と思われる15歳くらいの男の子が乗り込んできたんですね。

で、おそらく「行く場所と降りる駅が不安なのかどうか」ちょっと興奮してまして、「渋谷の駅がね」とかって感じで、色んな人にどんどん話しかけ始めたんです。

そしたら同じ15歳くらいの女の子にも「渋谷の駅がね」って話しかけて、女の子がすごく怯えてしまったんですね。

僕はなんとかしたいなあ、こういう時ってどうすれば良いのかなあと悩んで見てたら、60代半ばかなって感じのおばさまが、「あらあ、どうしたの?」って感じでその男の子に話しかけたんです。

そしたらその男の子、どうやら落ち着いたみたいで、そのおばさまに色々と電車の駅のこととか、これから行く場所のこととかを報告しはじめて、おばさまが「ああ、そう、渋谷に行くのね」みたいな感じで場をうまくまとめたんです。

で、いやあ、こういう時って、本当に「経験豊富なちょっと年齢が高い人」って強いなあ、その男の子も安心するんだろうなあって感心しまして。

 ※

あるいは赤ちゃんが泣きはじめることとかもありますよね。

そういう時も、お婆ちゃんみたいな人が「ああ、ああ、元気な子ねえ。どうしたの」とか言って、その赤ちゃんもびっくりして「キョトン」とかして泣きやんで、うまくまとめるときもあるんですよね。

やっぱりああいうのって「年上力」なんだろうなあ、僕も良いお年なんだから、「変な顔」とかを見せて、泣いてる赤ちゃんを笑わせるべきかなあ、いや、それは周りの人が怖いかなあ、でも、僕が無視して本を読んでいるよりは、「変な顔」を見せて笑わせようとしている方が、若いお母さんお父さんもちょっとは気が楽かなあ、たぶんそうだろうなあとか思うんです。

そんなことを色々と悩んでいたら、こんなツイートを見かけました。

いいツイートですよね。

そうかあ、こういうことって自分とその「泣いている赤ちゃんのご両親」とか「ベビーカーの人」との関係のことだけではなくて、周りの乗客の他の人に「見せる行為」なんだなあ、「泣いてしまう赤ちゃんも、ベビーカーの人も、身体障害者の人もどんどん乗ってきてね、自分は疎ましく思ってないからね」って見せるという意味があるんだなあと気が付きました。

そして、そういうことを意識的に続けることで、周りの空気も変わってくるのかなあと思いました。

というわけで、僕がベビーカーを持ったり、泣いている赤ちゃんに笑いかけても、怖がらないでください。

#コラム

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この記事は投げ銭制です。この後、オマケで僕のちょっとした個人的なことをすごく短く書いています(大したこと書いてません)。今日は「色々と食事制限しているのですが」です。

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僕が電車で泣いている赤ちゃんに変顔で笑いかけるのは

林伸次

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